2023年03月20日 更新 (2020年08月24日 公開)

放っておくと危険!犬がリードを引っ張る理由とは?
犬がリードを引っ張るときは、単に興奮しているのかもしれませんが、多くの場合は「自分が引っ張れば、飼い主さんがついてきてくれて、好きな場所に行ける」と学習してしまっているのが原因でしょう。
このような犬の引っ張りグセを放っておくと、犬は「行きたい方向に行ってもいいんだ!」と学習し、ますます引っ張るようになることがあるため要注意。脱走や事故など、トラブルの引き金となってしまうかもしれません。
また、犬がリードを引っ張ると、首輪によって気管が圧迫され、首を痛めたり、気管虚脱(きかんきょだつ)という病気を発症・悪化させたりする危険性も指摘されています。
引っ張りグセは、きちんと対処してはやめに直しましょう。
犬がリードを引っ張るときの対処法(1)
犬がリードを引っ張るのをやめさせるためには、リードを引っ張るよりも「飼い主さんに注目して歩く方が楽しい」と教えることが大切です。
飼い主さんに注目して歩く練習法
- 歩き始める前に、愛犬に「おすわり」の指示を出し、飼い主さんに注目させてアイコンタクトをとります。
- 愛犬がきちんと飼い主さんに注目したら、歩き始めましょう。
- そのまま飼い主さんに注目しながら歩くことができたら、フードやおやつを1粒与えて、「上手!」などとほめてください。
これを毎日根気よく繰り返すことで、犬は「飼い主さんに注目して歩くといいことがある」と学習し、リードを引っ張らなくなるでしょう。なお、この練習をするときは、フードやおやつがすぐに取り出せるように、フードポーチやおやつポーチを持ち歩くのがおすすめです。
犬がリードを引っ張るときの対処法(2)
上記のような練習をしても、すぐに引っ張りグセが改善されるわけではないので、愛犬がリードを引っ張っているときに、「リードを引っ張ると歩けなくなる」と教えることも重要です。
そこで、愛犬がリードを引っ張ったらその場に立ち止まり、愛犬が引っ張るのをやめてリードがゆるんだら再び歩くことを徹底しましょう。これを繰り返すことで、犬は「リードを引っ張ると歩けなくなる」を覚えてくれるはずです。
※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。