働く犬たちの引退後を知っていますか?里親となって余生を一緒に過ごすボランティアについても紹介

働く犬たちの引退後を知っていますか?里親となって余生を一緒に過ごすボランティアについても紹介

災害地での活躍する災害救助犬の姿を見て、心打たれた方も多いのではないでしょうか。有事に備えて日々訓練を積む彼らは、概ね8歳で現役を引退します。こうした働く犬たちは引退後にどういった生活を送るのでしょうか?災害救助犬、盲導犬、そしてファシリティドッグを、引退後に里親として迎えるボランティアなどについて紹介します。

被災地での捜索活動に従事した『災害救助犬』の引退後は?

熱海の被災地で捜索活動をする災害救助犬
出典:航空自衛隊 浜松基地Webサイト

災害救助犬が引退するタイミングは

日本レスキュー協会では、災害救助犬は概ね8歳を目処に引退させ、里親(リタイアウォーカー)様の元で余生を謳歌してもらうとしています。

災害救助犬の引退後は
有事に備えて若い災害救助犬を育成していく必要がある一方で、育成に必要な費用や確保できる犬舎の数には限界があります。そのため、引退する災害救助犬には、温かく家族として迎えてくれる里親(リタイアウォーカー)が必要となります。

災害救助犬のリタイヤウォーカーになるには
リタイアウォーカーへの申し込みフォームから登録した方のなかから、先着順ではなく最適な方が選ばれます。災害救助犬が引退する日は明確に決まってはいませんが、応募された方にはその日までに調査やお見合いなどが実施され、最も適していると判断された方の元でお世話になります。

詳しくはこちらをご確認ください
https://www.japan-rescue.com/災害救助犬について/

目が不自由な方のパートナーとして活躍した『盲導犬』の引退後は?



盲導犬が引退するタイミングは
盲導犬の犬種は主に、ラブラドール・レトリーバーとゴールデン・レトリーバー、そしてこれらのミックスブリード(MIXB)です。約8年間盲導犬として活躍し、10歳前後で引退します。

盲導犬の引退後は
盲導犬は引退後、新しい家庭で一般の家庭犬のようにのんびりと余生を過ごします。引退した盲導犬を家族の一員として迎えるボランティアとして『引退犬飼育ボランティア』があります。この、引退犬飼育ボランティアのおかげで、盲導犬のユーザーも、これまで共に歩んできた盲導犬の余生を心配することなく、安心してまた新しい盲導犬と歩み始めることができるのです。

引退犬飼育ボランティアになるには
日本盲導犬協会では条件として以下を設定しています。

1.室内飼育ができること
盲導犬はそのユーザーと室内で暮らすことを前提に、子犬の頃から室内で飼育され、屋内でのマナーや社会性を身につけられるように育成されています。そのため犬たちは室外で飼育される準備が出来ておらず、室外での飼育によって疎外感による欲求不満やストレスを受けることが予測されます。

2.留守にする時間が少ないこと
家族の一員となるラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバーは人の側にいることが大好きで、人といることで安心します。留守が多かったり、半日以上家を空けてしまう生活スタイルのご家庭及び単身者は不可となっています。

引退犬飼育ボランティアに応募するには、盲導犬協会のHPから登録申込書をプリントアウトし、記入した後に協会へ返送する必要があります。

詳しくはこちらをご確認ください
https://www.moudouken.net/volunteer/keeper-retire.php

病院で患者さんの心のケアを続けた『ファシリティドッグ』の引退後は?

病院で患者さんと過ごすファシリティドッグ

ファシリティドッグが引退するタイミングは

国内では数少ないファシリティドッグですが、第一号だったベイリーは10歳で引退をし、その後も病院に顔を出しつつ、ハンドラーである飼い主の家で過ごしました。また、2021年6月に10歳を迎えたヨギもこの秋の引退が決まっています。

ファシリティドッグの引退後は
今年の秋に引退して第2の人生(犬生)を迎えるヨギですが、引退後のファシリティドッグが、穏やかで幸せな余生を送るに十分な医療と生活環境を与え続けるための資金を確保するのは容易ではありません。

現在ドネーションが行われています。里親という形ではありませんが、ファシリティドッグの活動を支えたいという方はぜひチェックしてください。
https://syncable.biz/campaign/1726/

著者プロフィール

わんクォール編集部

わんクォール編集部

カインズ・ペットメディア推進室のWanQol編集チームです。わんちゃんとオーナー...

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