愛犬が水を飲まない理由や対処法は?犬の飲み水に関するFAQまとめ

愛犬が水を飲まない理由や対処法は?犬の飲み水に関するFAQまとめ

病気・健康

2021年07月01日 更新 (2020年08月15日 公開)

愛犬が水を飲まない理由や対処法は?犬の飲み水に関するFAQまとめ

犬におすすめの水の種類は?

日常的に与える水には、水道水がおすすめ。日本の水道水の多くは犬に適した軟水で、かつ厳しく管理されているため安全性も高いといわれています。また、犬の飲み水は1日2回以上交換し、常に新鮮なものを与えることが基本なので、手軽に使える水道水が最適なのです。

なお、水道水のカルキのニオイが気になる場合は、一度煮沸したものを冷ましてから与えてもOKですが、犬が嫌がらずに飲むようであれば煮沸する必要はありません。

老犬になると水を飲まなくなるって本当?

老犬になると代謝が落ちるため、1日に必要な飲水量が少なくなる傾向にあります。ただし、水を飲もうとする意欲が低下していたり、水を飲むために動くのが面倒になったりしているケースも考えられるので注意が必要です。

年をとってあまり水を飲まなくなった場合は、室内の水飲み場を増やすなどして、愛犬がいつでも気軽に水を飲めるように工夫してあげましょう。また、ウエットフードなどを与えて、食事から水分をとらせるのもひとつの方法です。


犬に水の味の好みはあるの?

水の種類や口当たりの違いなど、犬にも好みはあるかもしれませんが、詳しいことはよくわかっていません。ただし、犬と人とでは味を感じる仕組みが違うので、人がおいしいと感じるものを、犬が好むとは限らないようです。

そのため、人がおいしいと感じるからといって、犬にウォーターサーバーの水や浄水器を通した水道水を与える必要はなく、基本的には常温の水道水で問題ありません。

犬が外出先で水を飲まないのはどうして?

犬にとって「水を飲む」という行為は、隙を見せる行為でもあるため、安心していないとできないもの。特に、家以外の場所に慣れさせる社会化しつけが十分にできていないと、周囲を警戒しやすくなり、外出先では水を飲まなくなってしまうことがあります。

愛犬が外に出ると水を飲まなくなる場合は、まず家以外の場所でもリラックスできるように、社会化しつけのトレーニングを行うとよいでしょう。

犬が水を飲まないときの対処法は?

愛犬があまり水を飲まないときは、いつでも好きなタイミングで飲めるように、水飲み場を増やしてあげましょう。また、水分量の多いウエットフードを与えたり、いつものフードを水やお湯でふやかしたりするのもおすすめです。

ただし、急に飲まなくなった、あるいは極端に飲む量が減った場合は、病気や体調不良などが疑われるので、すぐに動物病院で受診しましょう。

※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。