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わんちゃんにペットシーツを使うメリットとは?上手な使い方や注意点を獣医師に聞いてみた!

わんちゃんにペットシーツを使うメリットとは?上手な使い方や注意点を獣医師に聞いてみた!

わんちゃんと一緒に生活するにあたって、今や欠かせないアイテムであるペットシーツ。誰しも知るアイテムですが、ちょっとしたポイントを押さえておくとわんちゃんとの生活がもっと快適になるんです。今回はchicoどうぶつ診療所所長の林美彩先生に教えていただいたペットシーツを使うメリットや上手な使い方などをご紹介します!

わんちゃんにペットシーツを使うメリットとは?

人と比べると、犬は吐く回数が多いです。中でもフレンチブルドッグやボストンテリアなどの短頭種や小型犬(超小型犬も含む)は消化器官系が短いため、他の犬種と比較するとさらに吐きやすい傾向にあります。また、世代としては幼犬とシニア犬は、成犬と比較すると吐きやすいでしょう。

吐く理由もさまざまで、食べすぎや車酔いといった健康上の問題とは関係ないこともあるでしょう。しかし、時には深刻な病気が潜んでいる可能性があるのも事実です。吐きやすいからといって放っておくのではなく、前後の行動を思い出し、しっペットシーツを利用するメリットは、大きく分けて2つあります。1つ目は、なんといっても室内での排泄が可能になること。ペットシーツがあれば家の中で排泄することができるため、天気が悪く散歩に行けない日でも安心です。ペットシーツがあるだけで、トイレの片付けや掃除も簡単になりますよ。

2つ目は、ペットシーツは家以外にも活躍する場が多く、お出かけ先でも重宝するということ。たとえば、旅行先やドッグカフェなどの普段とは違う環境でも、ペットシーツがあると排泄がとてもスムーズになるので、持っていくととても便利です。ただし、ドッグカフェなどは店内での排泄を禁じているところも多いので、事前にしっかりと確認しておきましょう。

ペットシーツを使い始める時期について、特に指定はありません。どんな年齢の子でも大丈夫なので、ご自宅にわんちゃんを迎えたときから使い始めるとよいでしょう。室内でトイレトレーニングをする際に使い始めておくと、とてもスムーズですよ。



わんちゃんにペットシーツを使うにはトイレトレーニングが必須!

わんちゃんにペットシーツがある場所で排泄してもらうためには、トイレトレーニングが欠かせません。まずは広めの範囲にシーツを敷き、そこで排泄ができたら褒めてあげてください。できないときも叱らず、「できたら褒める」を意識してトイレトレーニングに取り組みましょう。

「少しずつペットシーツを敷く範囲を狭め、その中で排泄ができたら褒める」を繰り返すことで、わんちゃんはトイレの場所を覚えてくれるようになります。ペットシーツの範囲を狭める際には、1枚だけおしっこがついたシーツを残しておくのもポイントです。匂いで「ここがトイレ」と覚えてくれるようになるので、トレーニングがスムーズに運びやすくなるでしょう。

さらに、トイレが入る大きさのサークルやケージが用意できるなら、サークル内で排泄ができたら外に出す、というのを繰り返すのもよい方法です。サークル内のトイレで排泄ができると、外に出してもらえる・遊んでもらえるなど楽しいことがあると学習させてあげてください。

この方法をとる場合、注意点が2つあります。サークルから出している間に他の場所で排泄しないように見ておくことと、サークルの中に毛布などを入れないことです。やわらかい布があるとそこに排泄してしまう子が多いため、そのようなものはないほうが無難でしょう。

トイレトレーニングの際は、わんちゃんがいつ排泄をするのかというタイミングを知っておくと役立ちます。人間が朝起きてトイレに行くように、わんちゃんも起きるとすぐトイレに行く子が多いです。一日の中で排泄のリズムが掴めると、どのタイミングでサークルに入れるべきかがわかるようになるので、粗相をする確率も下げられますよ。



ペットシーツは使い分けするのがおすすめ!

ペットシーツのサイズは、わんちゃんの大きさに応じて選ぶとよいでしょう。他には使用時間もポイントです。お留守番の時間が長く、こまめにペットシーツを替えられない場合は厚手で吸収率が高いものを選ぶとよいでしょう。消臭・抗菌タイプのものを使うのもよいですが、おしっこのニオイの変化に気がつきにくくなるというデメリットもあるため、自宅にいるときとそうでないときでペットシーツを使い分けするのもよいでしょう。

最近は香りつきのペットシーツも販売されていますが、あまりおすすめはできません。ニオイの変化がわかりにくいだけでなく、香り成分がわんちゃんに有害なこともあります。さらに、おしっこは色や量なども健康状態を知るポイントです。ペットシーツに染み込んだおしっこの範囲や色に変化がないかをチェックすることも重要なので、わかりやすいものを選ぶことをおすすめします。

もし、わんちゃんがペットシーツを噛んだり破いたりしてしまう場合には、トイレにセットできるものがよいでしょう。ペットシーツ中のポリマーは吸水で膨らむため、もし飲み込んでしまうとお腹の中でポリマーが膨らみ、手術になるケースもありますので要注意です。



ペットシーツを使うときの注意点

シニア犬や下半身不随で排泄コントロールができない子の場合、常にペットシーツを敷いている方も多いと思いますが、これはとてもよい方法です。排泄のみでなく、皮膚や腫瘍などのトラブルから出る排液もペットシーツが吸収してくれるため、わんちゃんの不快感を軽減してくれます。

ただし、ペットシーツを使用する際は汚れが生じたタイミングでこまめに取り替えることが大切です。液体を吸収したペットシーツは冷えやすく、わんちゃんがその上で寝てしまうと全身の冷えにつながりかねないからです。これはシニア犬や下半身不随の子用にペットシーツを敷きっぱなしにする場合だけでなく、健康なわんちゃんでも同様です。

その他の注意点としてはペットシーツの「位置」があります。男の子のわんちゃんは足を上げて排泄するので、床だけでなく壁にもシーツを貼り付けておくと安心ですよ。男の子用の壁置きトイレなどを上手に利用するのもいいアイデアですね。

床にペットシーツを直置きする場合、ペットシーツが乱れたり風などで飛ばされてしまったりする可能性もあります。そうなると、本来トイレとして使いたい場所がなくなってしまい、トイレの失敗につながってしまうことも。直置きをする場合にはペットシーツの乱れを防ぐため、テープなどで留めるとよいでしょう。



まとめ:

家でわんちゃんと暮らす際に便利なペットシーツですが、気をつけるべきポイントも押さえておくと、より快適な暮らしにつながります。また、ペットシーツは災害時には人間のトイレとしても活躍してくれます。いざというときのために、防災グッズの中にペットシーツを多めに入れておくと安心ですよ。

※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。

監修/林美彩先生(獣医師)

chicoどうぶつ診療所所長。大学卒業後、動物病院やサプリメント会社勤務を経て、体に優しい治療法や家庭でできるケアを広めるため、2018年に往診・カウンセリング専門動物病院「chicoどうぶつ診療所」を開設。著書に「獣医師が考案した長生き犬ごはん」(世界文化社)。

著者プロフィール

わんクォール編集部

わんクォール編集部

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