テリア犬にはどんな種類がある?それぞれの性格や特徴を解説【獣医師監修】

ふくふく動物病院院長。得意分野は皮膚病。飼い主とペットの笑顔につながる診療がモットー。キャバリアと5匹の保護ねこ、わんぱくなロップイヤーと一緒に暮らしている。

テリア犬にはどんな種類がある?それぞれの性格や特徴を解説【獣医師監修】

その本能の赴くまま猟犬として活躍し、一緒にドッグスポーツをやりたいという方にぴったりなテリア犬。ジャパンケネルクラブ(JKC)では32種類を公認しており、サイズや被毛の長さも豊富です。今回は、テリア犬自体のルーツだけでなく、32種類それぞれの外見の特徴や性格についてふくふく動物病院で獣医師の平松育子先生監修のもと解説していきます。

目次

テリア犬の歴史やルーツは?

テリア犬は主に地面の中で生活するネズミ、キツネ、アナグマといった小動物を狩るための狩猟犬として改良された品種で、語源はラテン語の地を表す「terra」です。様々な地域で駆除犬として飼われるようになりましたが、その後多くの品種に分かれ、ブルテリアのような闘犬もいます。現在では主に愛玩犬として人気です。

 

テリア犬には、足が短いタイプと長いタイプがいます。それぞれのルーツや、代表的な犬種をあわせて見ていきましょう。

 

足が短いタイプ(写真:スコティッシュ・テリア)

スコティッシュ・テリアもともとイギリスの諸島部で土中や岩穴に生息している野ネズミ、モグラ、イタチなどの害獣を駆除するために活躍した犬種です。狭い洞穴に潜るためにそれに適した短足体形が望まれるようになりました。

 

代表的な足が短いテリア犬

スカイ・テリア、ダンディ・ディンモント・テリア、スコティッシュ・テリアなど

 

足が長いタイプ(写真:エアデール・テリア)

エアデール・テリア闘犬や猟犬として飼われた足が長いタイプのテリア犬です。例えば、ベドリントン・テリアは聴力と視力が優れているテリア種と、追跡が得意なハウンド種との混血でカワウソ、イタチ、キツネ狩りなどで活躍しました。エアデール・テリアはカワウソ狩りに用いられていたオッターハウンドとキツネ狩りに用いていた体格の大きなテリア犬の混血です。

 

代表的な足が長いテリア犬

エアデール・テリア、ベドリントン・テリア、フォックス・テリアなど

 

また、テリア犬によく似た犬種としてミニチュア・シュナウザーがあげられますが、こちらはテリア犬ではありません。

テリア犬の性格の特徴は?

テリア犬の性格は「テリアキャラクター」と呼ばれることも。性格の特徴は以下のようなものが挙げられます。

 

元気で遊び好き

テリア犬には様々なサイズの品種があり、元気で遊び好きです。元気があるあまりテンションが上がり過ぎてしまい、仲よく遊んでいると思っていたら、喧嘩が起きていることも。

 

気が強い

個体差はありますが、気が強い傾向です。もともと狩猟犬ですので、勇敢で警戒心が強く、知らない人や動物に対しては吠えたり、時には攻撃したりすることもあります。

 

頑固

テリア犬は自己主張が強く頑固なため、しつけがしにくい面があります。しかし、非常に賢く理解力がありますので、子犬の時からしっかりと教えれば、ふせや待てなどのコマンドを覚えてもらえるでしょう。

テリア犬を飼うのに向いているのはどんな人?

テリア犬を飼うのに向いているのはどんな人?

元気・気が強い・賢いといった性格が特徴的なテリア犬ですが、どんな人が飼うのに向いているのでしょうか。

 

散歩や運動を楽しんでできる人

元気で活発な性格のため、運動不足でストレスをためないように注意が必要です。毎日、散歩や運動の時間が十分とれる人が望ましいでしょう。

 

根気よくしつけに取り組むことができる人

テリア犬は、気が強く頑固のため、根気よくしつけを行うことができる人が望ましいです。子犬の時からしっかりしつけを行いましょう。

 

定期的にお手入れを行う時間がある方

テリア犬は犬種が多く、被毛のタイプも様々です。ワイヤーもいれば、シルクのような被毛の犬もおり、その子に合った手入れが必須です。定期的にトリミングサロンに行くのはもちろん、自宅での日々のお手入れが可能な方が向いているでしょう。

テリア犬を飼う際の注意点は?

活発な犬種のため、ストレスがたまらないようにしっかり運動させてあげてください。ハイテンションな状態から、大喧嘩が始まることも。多頭飼育の場合は注意が必要です。

 

テリア犬は体格の大きさに関係なく気が強く、頑固です。しつけをしっかり行わないと攻撃的になってしまうこともしばしばあります。子犬の時から一貫性のあるしつけをすることが大切です。

 

また、心疾患やアレルギー、尿路結石、腫瘍などの病気になりやすい傾向があるので定期的な健康診断を行うようにしましょう。

32種類のテリア犬一覧

それでは、現在ジャパンケネルクラブ(JKC)に登録されているテリア犬32種類それぞれの外見の特徴や性格について見ていきましょう。

アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリア

アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリア外見の特徴

平均的な体高は46~48cm程度、平均的な体重は18~20.5kg程度。胴が短く、がっしりした体格をしています。毛色は実った小麦色を示すウィートンで、明るい色からゴールドが入ったものまであります。

 

性格

元気が良く、勇敢。飼い主に対して愛情深く忠実で、頭も良いです。人間のパートナーに向いている犬種と言えます。

アイリッシュ・テリア

アイリッシュ・テリア外見の特徴

平均的な体高は45.5cm程度、平均的な体重は11.4~12.25kg程度。しなやかで細身ですが、強靭な筋肉を持っています。毛色は単色で、レッド、レッド・ウィートンまたはイエロー・レッドといったバリエーションがあります。時折、白いまだら模様が胸に現れることも。

 

性格

攻撃を受けると最後まで戦うほど、勇敢で闘争心もある犬種ですが、人間に対しては忠実で愛情深いため、訓練しやすく、おだやかな性質を持っています。

アメリカン・スタッフォードシャー・テリア

アメリカン・スタッフォードシャー・テリア外見の特徴

平均的な体高は46~48cm程度、平均的な体重は18~23kg程度。発達した筋肉の形がはたから見てもわかる風貌をしています。ずんぐりとした印象の犬種です。毛色はさまざまで、全ての色、ソリッド、パーティ・カラーまたはパッチがあります。ただし、白が80%以上、ブラック&タン、レバーは犬種らしい毛色を損なうため、すすめられないとされています。

 

性格

スタミナが豊富で、勇敢。適応力が高く、知性もあるため、闘犬としてだけではなく、ショードッグとしても重宝される犬種です。

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア外見の特徴

平均的な体高は28cm程度、平均的な体重は7~10kg程度。モップのように長く白い毛が特徴的な犬種です。小柄ですが、体格はしっかりしていて、背中がまっすぐになっています。

 

性格

いたずら好きでやんちゃ。小さいけれど、活動的で勇気もあります。また、プライドが高い一面も。独立心が強い面もありますが、人間に対しては友好的な犬種です。

ウェルシュ・テリア

ウェルシュ・テリア外見の特徴

平均的な体高は39cm以下、平均的な体重は9~9.5kg程度。他のテリア犬と比べるとやや毛量の少ない犬種です。筋肉質でバランスのとれた体型をしています。毛色はブラック&タン、ブラック・グズリル&タンが好ましいとされています。

 

性格

明るくて快活な性格で、人懐っこい傾向にあります。愛情深く従順なため、飼い犬に適した犬種です。

エアデール・テリア

エアデール・テリア外見の特徴

平均的な体高は56~61cm程度、平均的な体重は21~29kg程度。テリア犬の中で最も大きな犬種で、筋肉質です。胴が短く引き締まった体型をしています。毛色は2色から構成されていて、背中に広がる鞍のような模様をした部分はブラックまたはグズリル、他の部分は全てタンであることが好ましいとされています。

 

性格

好奇心旺盛で、様々な物事に興味を示します。人間に対しては友好的で、勇敢で利口です。

オーストラリアン・シルキー・テリア

オーストラリアン・シルキー・テリア外見の特徴

平均的な体高は23cm程度、平均的な体重は3.5~4.5kg程度。左右に分かれたまっすぐな絹糸状の毛が特徴です。被毛が長く、背から伸びた被毛はカットをしなければ地面につくほど。体格全体は小柄ですが、家ネズミを捕獲するなど、アクティブな側面も持つ犬種です。

 

性格

元気で温和な性格をしていますが、警戒心が強い側面も。人間に対しては友好的で、しつけのしやすい利口な犬です。

オーストラリアン・テリア

オーストラリアン・テリア外見の特徴

平均的な体高は25cm程度、平均的な体重は6.5kg程度。作業犬としてニーズがあったため、身体の被毛がカットなしで5~6cmになるよう固定された犬種です。体高に対して体長の方が長く、引き締まった体つきをしています。

 

性格

作業用に開発された品種なだけあり、忠実で温和な性格をしています。そのため、パートナーとして家庭で飼うのにも向いています。

ケアーン・テリア

ケアーン・テリア外見の特徴

平均的な体高は28~31cm程度、平均的な体重は6~7.5kg程度。テリア犬の中で最も歴史が古いと言われている犬種で、立ち方に特徴があります。前足に体重をかけるように立ち、前に傾いたような姿勢を取ります。毛色は、クリーム、ウィートン、レッド、グレー、ほぼブラックのどれかになると言われています。

 

性格

陽気な性格で、怖いもの知らずです。運動が好きで活発なため、ある程度の運動量を確保してあげる必要があります。

ケリー・ブルー・テリア

ケリー・ブルー・テリア外見の特徴

平均的な体高は44.5~49.5cm程度、平均的な体重は15~18kg程度。ブルーの色調の毛色が特徴的な犬種です。半垂れ耳で、鼻は真っ黒。テリア犬らしい引き締まった体格をしています。

 

性格

好奇心が強く、活動的。気が強いとされるテリア気質を持っていますが、家族には愛情深く接します。反面、見知らぬ人への警戒心が強いので注意が必要です。

シーリハム・テリア

シーリハム・テリア外見の特徴

平均的な体高は31cm以下、平均的な体重は8.2~9kg程度。体高より体長のほうが長く、ボディのシルエットは長方形です。ホワイト一色か、ホワイトにレモンあるいはブラウン、ブルー、アナグマ色(バジャー)の斑が頭や耳にあります。

 

性格

作業目的として開発された犬種なので、注意深く職人気質な一面があります。基本的にはたくましく、勇ましく、怖いもの知らずですが、人間には友好的です。

ジャーマン・ハンティング・テリア

ジャーマン・ハンティング・テリア外見の特徴

平均的な体高は33~40cm程度、平均的な体重は7.5~10kg程度と小柄な犬種です。体型は四角形に近く、被毛は堅いワイヤーヘアと粗いスムースヘアの2種類があり、どちらも抜け毛の量は多くありません。毛色は、ブラック、ダーク・ブラウン、グレイッシュ・ブラックのいずれか。タン・マーキングが眉、マズル、胸、脚、尾の付け根に入っているのが特徴です。

 

性格

もともと狩猟用として開発された犬種のため、勇気と耐久力があります。狩りに行くために気性が激しい一面もありますが、社交的で訓練しやすい性格をしています。

ジャック・ラッセル・テリア

ジャック・ラッセル・テリア外見の特徴

平均的な体高は25~30cm程度、平均的な体重は5~6kg程度。体高よりも体長が長く四角形で、筋肉質で引き締まった体型をしています。

 

性格

好奇心旺盛で、元気いっぱいです。キツネ狩りのために開発された犬種であるため、機敏で活動的ですが、冷静沈着な一面もあります。人間に対しては友好的なので、良い家族となれるでしょう。

スカイ・テリア

スカイ・テリア外見の特徴

平均的な体高は25~26cm程度、平均的な体重は10kg程度。体高が低く、体長は体高の2倍ある犬種です。被毛は直毛で非常に長く、地面までつきます。毛色は、ブラック、ダーク・グレーまたはライト・グレー、フォーン、クリームのどれかでブラック・ポイントがあるのが特徴です。

 

性格

知らない人に対して疑い深い性格をしていますが、悪意はありません。飼い主には深い愛情を注ぐタイプなので、子犬の頃から人に慣れる訓練をするようにしましょう。

スコティッシュ・テリア

スコティッシュ・テリア外見の特徴

平均的な体高は46~48cm程度、平均的な体重は18~20.5kg程度。足は短いですが動きは俊敏です。長い被毛が特徴で、特に太い眉毛と長いひげが印象的。被毛に覆われてわかりにくいですが、がっしりした体つきで筋肉質な犬種です。

 

性格

猟犬として求められた犬種のため、けんかっ早い一面があります。しかし、適切なトレーニングをすれば、飼い主の言うことをよく聞く良いパートナーとなります。

スタッフォードシャー・ブル・テリア

スタッフォードシャー・ブル・テリア外見の特徴

平均的な体高は35.5~40.5cm程度、平均的な体重は11~15.4kg程度。体毛の短い犬種で、スムースコートのため身体にまんべんなく筋肉がついていることがわかります。

 

性格

とても人懐っこい性格で、特に子どものことが好きです。勇敢で負けず嫌いですが、訓練にも対応できます。信頼できるパートナーとなる犬種です。

スムース・フォックス・テリア

スムース・フォックス・テリア外見の特徴

平均的な体高は39cm以下、平均的な体重は6.8~8.2kg程度。しっかりした骨格を持ち、体格は長方形型です。毛色は、白一色、ホワイトにタンあるいはブラック&タン、ブラックのマーキングがほとんどです。

 

性格

活動的でエネルギッシュ、好奇心が旺盛な犬種です。そのため、適切なしつけを行う必要があります。遊びやいたずらをするのも好きなので、運動時間を確保できる人に向いているでしょう。

ダンディ・ディンモント・テリア

ダンディ・ディンモント・テリア外見の特徴

平均的な体高20~27cm程度、平均的な体重は8~11kg程度。足が短い犬種で、シルキーな被毛で覆われて大きな頭部が特徴的。被毛はペッパーあるいはマスタードで、どの色の場合でも脚の全部より前脚にある長くて羽毛状の飾り毛の毛色が薄くなっています。

 

性格

とても利口な犬種で、飼い主に対して従順でもあります。繊細で愛情深いため、適切なケアが必要です。

チェスキー・テリア

チェスキー・テリア外見の特徴

平均的な体高は25~32cm程度、平均的な体重は6~10kg程度。脚が短く、長毛で、小さめの垂れ耳を持っています。ボディのシルエットは長方形で筋肉質な犬種です。

 

性格

人懐っこい性格で、協調性がとても高い犬種です。知らない人にはよそよそしいこともありますが、基本的に人が好きで訓練にもよく馴染みます。

トイ・マンチェスター・テリア

トイ・マンチェスター・テリア外見の特徴

平均的な体高は25~30cm程度、平均的な体重は2.7~3.6kg程度。ミニチュアのドーベルマンを彷彿とさせる小型犬で、体毛は筋肉の輪郭がわかるくらいに短いです。毛色はブラック&タンで、ブラックに濃いブラウンが混ざっています。

 

性格

かつてネズミ狩りレースで好成績を残した犬種なだけあって、狩猟本能に優れています。動きも素早く俊敏ですが、性格自体は温和で、飼い主の傍にいることを好みます。

日本テリア

日本テリア©️At photo Amakakeru-Meiji White Oleander – Japanese Terrier on dogs show in Konopiska, Poland. The owner is Paweł Gąsiorski.

外見の特徴

平均的な体高は30~33cm程度、平均的な体重は5kg前後程度。抱っこをするのに最適なサイズの小型犬です。頭部がブラック、ボディがホワイトの独特なツートンカラーが特徴ですが、頭部はブラック、タン、ホワイトの3色、ボディはホワイトにブラックのスポットやマーキングなどがあります。被毛は非常に短く、2mm以下だと言われています。

 

性格

日本が原産のテリア犬で、機敏ではつらつとした性格ですが、飼い主に対しては甘えん坊な一面があります。テリア犬の中では穏やかな犬種だと言われています。

ノーフォーク・テリア

ノーフォーク・テリア外見の特徴

平均的な体高は25~26cm程度、平均的な体重は5~6kg程度。テリア犬の中でも最小の部類に入る犬種です。垂れ耳が特徴ですが、成長の過程で立つこともあります。

 

性格

「小さないたずらっこ」と呼ばれるほどに好奇心旺盛な犬種です。動きも機敏で怖いもの知らずですが、飼い主に対しては愛嬌を振りまくかわいい一面もあります。

ノーリッチ・テリア

ノーリッチ・テリア外見の特徴

平均的な体高は25cm程度、平均的な体重は5~6kg程度。ピンと立った耳が特徴で、テリア犬の中でも最小の部類に入る犬種です。小さな体にもかかわらず、がっしりとした体格を持っています。

 

性格

明るく活発で、飼い主への愛情も深い犬種です。好奇心旺盛で、様々な物事に興味を示します。

パーソン・ラッセル・テリア

パーソン・ラッセル・テリア外見の特徴

平均的な体高は31~38cm程度、平均的な体重は5~8kg程度。しっかりとした体つきをしていて、体型は横から見ると長方形型をしています。被毛は短めでホワイト一色が基本ですが、他の毛色が混ざっていても良いとされています。しかし、ホワイトの割合が多い方が望ましいです。

 

性格

テリア犬の特徴を押さえながらも、比較的穏やかな犬種です。飼い主に懐きやすく、アクティブな遊びを好む傾向にあります。

ブル・テリア

ブル・テリア外見の特徴

平均的な体高は53~56cm程度、平均的な体重は24~28kg程度。卵型の頭部が特徴的な犬種です。体毛は短く、筋肉質でガッシリとした体つきをしています。

 

性格

「犬界の剣闘士」と呼ばれるほど、勇敢で情熱に満ちた性格をしています。頑固な面もありますが、人間には友好的で、適切なしつけをすれば良きパートナーとなれる犬種です。

ベドリントン・テリア

ベドリントン・テリア外見の特徴

平均的な体高は41cm程度、平均的な体重は8.2~10.4kg程度。もこもことした姿がまるで子羊のような小型犬です。顔は洋ナシのような形で、穏やかな表情をしています。

 

性格

見た目に反して筋肉質で、勇ましい一面があります。アクティブな運動が好きなので、一緒に楽しめる人に向いています。普段は非常に穏やかな犬種です。

ボーダー・テリア

ボーダー・テリア外見の特徴

平均的な体高は33~38cm程度、平均的な体重は5.1~7.1kg程度。隙間に隠れるスリムな体型や、体を守るための厚くたるんだ皮膚など、今も猟犬として活躍した頃と同じ体つきをしています。主な毛色はレッド、ウィートン、グリズル・アンド・タン、ブルー・アンド・タンです。

 

性格

明るく友好的で穏やかな性格のため、テリア犬には珍しく人なつっこくて従順です。注意力も優れ、小さな物音に反応する能力があり、番犬としても活躍します。

マンチェスター・テリア

マンチェスター・テリア外見の特徴

平均的な体高は46~48cm程度、平均的な体重は18~20.5kg程度。体格自体は小さいのですが、猟犬としての能力はしっかりと持っている犬種です。毛色はレッド、ウィートン、グリズル・アンド・タン、ブルー・アンド・タンと言われています。

 

性格

猟犬にふさわしく、勇敢さと不屈の精神を持ち合わせています。人に対しては友好的なため、適切な訓練をしてあげれば良きパートナーとなれます。

ミニチュア・ブル・テリア

ミニチュア・ブル・テリア外見の特徴

平均的な体高は35.5cm以下、平均的な体重は11~15kg程度。小型のブル・テリアで、がっしりとして筋肉質。被毛は短めです。頭部は卵型でユニークな形をしています。立ち耳に垂れ尾が特徴的。

 

性格

基本的に落ち着いた性格ですが、元々闘犬として開発された品種なため、やんちゃな一面も。とはいえ、好戦的なわけではありません。家族に対して愛情深く、特に子供には優しい犬種です。

ヨークシャー・テリア

ヨークシャー・テリア外見の特徴

平均的な体高は15cm程度、平均的な体重は3.2kgまで。左右まっすぐに分かれる長い被毛が特徴的な犬種です。その美しい毛並みから「動く宝石」と呼ばれるほどに人気の犬種です。

 

性格

元々ねずみを捕るために作られた犬種であるため、好奇心旺盛なところがあります。また、甘やかしてしまうと吠え癖がついてしまうので、子犬の頃のしつけが大切な犬種でもあります。

 

レークランド・テリア

レークランド・テリア外見の特徴

平均的な体高は37cm以下、平均的な体重は6.8~7.7kg程度。脚の長いテリア犬の中では最小サイズと呼ばれています。体高と体長がほぼ同じであるスクエア型の体型をしています。

 

性格

もともとキツネ狩りに使われていたと言われるだけあって、好奇心旺盛で恐れ知らずな性格をしています。活動的でエネルギッシュな犬種のため、一緒に運動を楽しみたい飼い主に向いています。

ワイアー・フォックス・テリア

ワイアー・フォックス・テリア外見の特徴

平均的な体高は39cm程度、平均的な体重は8kg程度。V字型に垂れた耳とまっすぐに立った尻尾、体高と体長がほぼ同じスクエア型な体型です。毛色はホワイトが優勢で、それにブラックやブラック&タン、タンのマーキングなどがあります。

 

性格

テリア犬らしい性格で、家族に対しては愛情深いですが、見知らぬ人に対しては警戒することがあります。些細なことに対しても反応する場合があるので、パピー期からのしつけは重要でしょう。遊び好きで活動的な性格のため、積極的に遊んであげるようにしましょう。

専門家のコメント

テリア犬は、頑固で気が強い子が比較的多く見られますが、本来は陽気で活発な朗らかな犬種です。子犬の頃から遊ぶ時は遊ぶ・訓練をする時はする、といったようにメリハリあるしつけを行うことで、理想的な関係を築いていくことができますよ。

監修/平松育子先生(獣医師)

監修/平松育子先生(獣医師)
山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、山口市内でふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。キャバリアと5人の保護ねこさん、わんぱくすぎるロップイヤーと一緒に暮らしています。

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