【獣医師監修】成犬がストレスでかかりやすい病気や原因・解消法とは

【獣医師監修】成犬がストレスでかかりやすい病気や原因・解消法とは

パワーみなぎる成犬期。愛犬との生活を存分に楽しめる時期ですが、気づかないうちに愛犬のストレスがたまっていることもあるため注意が必要です。今回は、成犬がストレスを感じる原因や、ストレスによってかかりやすい病気、予防・解消法について解説します。

成犬がストレスを感じる原因は?

成犬期は、新しい経験をする機会が増える一方で、車に乗ることや花火の音など、これまでに経験していないものを怖く感じだす時期でもあります。また、留守番中に地震などの怖い経験をして、トラウマになってしまう犬もいるようです。

反対に、愛犬の性格や好物を決めつけ、日々の生活をマンネリ化させてしまうことも、ストレスにつながる場合があるため注意しましょう。

成犬期に多いストレスの原因

  • 運動不足
  • スキンシップ不足
  • 経験不足
  • 生活習慣のマンネリ化
  • 赤ちゃんなど新しい家族が増えた
  • 怖いものや苦手なものができた
  • 毎日長時間の留守番が続いた

成犬がストレスによってかかりやすい病気

成犬がストレスによって発症しやすい病気の例をご紹介します。

脱毛

ストレスが続くと、体の一部をなめる行為が過剰になり、脱毛を起こすことがあります。ただし、アレルギーが原因で脱毛を起こしている可能性もあるため、一度動物病院で受診しましょう。

不安症

経験上、怖いものや苦手なものができて、トラウマになっている状態です。条件が一致すると、過剰に怖がって吠えたり、パニック状態になって物を壊したりしてしまう犬もいます。

胃腸障害

ストレスによって、嘔吐(おうと)や下痢、胃潰瘍(いかいよう)などの胃腸障害が起きることも。胃潰瘍が悪化すると、吐血(とけつ)するケースもあります。腹部をさわると痛がったり、うずくまってじっとするしぐさが見られたりしたら要注意です。


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肥満症

運動不足やスキンシップ不足によりイライラがたまると、食欲が増進されて肥満につながりやすくなります。
肥満は万病のもと。愛犬の体重が増加傾向なら注意が必要です。

成犬期にストレスをためないための予防・解消法

では、成犬期にストレスをためさせないためにはどうしたらいいのでしょうか。ストレスの予防・解消に効果的な方法を見ていきましょう。

パワーを発散させる

犬は、思いきり体を動かすことで、ストレスを発散することができます。
犬種によって必要な運動量は違いますが、朝晩各30分ずつなど小分けにして散歩に行くのがおすすめ。毎日2回行くのが難しい場合は、休日に散歩量を増やすか、ドッグランなどで遊ばせるとよいでしょう。

散歩やご飯の時間をランダムにする

散歩やごはんの時間をきっちりと決めすぎてしまうと、その時間が近づくたびに吠えて催促したり、気になってストレスを感じたりしてしまうことがあります。ごはんや散歩の時間を日によって変えて、マンネリ化を防ぎましょう。


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いろいろな経験をさせる

成犬期までに「社会化しつけ」ができていないと、未知のものを怖いと感じるようになってしまいます。はやい時期から、病院・ドッグラン・ドッグカフェへのお出かけ、ドライブ、旅行など、積極的にいろいろな経験をさせてあげることで、新しい体験にも動じにくい犬になりますよ。
どうしても怖い思いをしてしまったら、トラウマにならないように楽しい思いをさせて、アフターケアをしてあげましょう。


※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。

専門家のコメント:

成犬期のストレスを予防・解消することで、愛犬との暮らしをより楽しく充実させることができます。愛犬にストレスを与えてしまっていないか、日々の生活を一度見直してみるのもよいでしょう。

監修/白山聡子先生(獣医師)

獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。

著者プロフィール

わんクォール編集部

わんクォール編集部

カインズ・ペットメディア推進室のWanQol編集チームです。わんちゃんとオーナー...

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