精悍な顔つきのシベリアン・ハスキー、実際はどういう犬なのかご存じですか?今回は犬種の特徴や性格、しつけの方法やかかりやすい病気まで、シベリアン・ハスキーについて詳しくご紹介します!
シベリアン・ハスキーってどういう犬?性質や毛色の特徴
モフモフした被毛をもつシベリアン・ハスキーは、見た目通りの寒い地域原産の犬種です。北極圏やシベリアに住んでいるイヌイット族の手となり足となり、ソリを引いたり猟をしたりして生きてきました。
荷物を積んだソリを長時間引くことができるため、とにかく体力があり、走ることが大好き!運動量が足りないと、ストレスがたまってしまいます。そのため、たくさんの散歩や遊びを行ってアクティブな毎日を送らせてあげることが、シベリアン・ハスキーを飼ううえで重要なポイントの1つです。
シベリアン・ハスキーの代表的なカラーはブラック×ホワイトですが、黒部分が少し薄めのシルバー×ホワイトや、黒ではなく赤茶色のレッド×ホワイトなどの種類もいます。
シベリアン・ハスキーをしつけるときのコツ
シベリアン・ハスキーはとにかく元気。前述した通り、日々のエネルギーを散歩や運動で発散させてあげることが不可欠です。
その散歩時に注意したいのが、リードを引っ張る行為。もともとソリを引く犬のため、引っ張ってしまうのはある程度仕方がありません。むしろ引っ張らないよう無理に抑圧すると、欲求不満になり攻撃的になってしまうことがあるので、強引にやめさせるのは少々危険。リードを引っ張りそうになったら、声をかけたりおやつやおもちゃで誘導したりするなど、愛犬の様子を見つつ、上手く気をそらせるようにしてあげてください。
シベリアン・ハスキーがかかりやすい病気
シベリアン・ハスキーがかかりやすい病気を、いくつかご紹介します。
皮膚の病気
シベリアン・ハスキーの被毛は、寒い地域に適応した密集したダブルコート。高温多湿が続くと蒸れてしまうことがあります。そのため、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)や外耳炎など、皮膚に関する病気全般に注意が必要。こまめなブラッシングで風通しをよくしつつ、皮膚に異常がないかを定期的にチェックしましょう。特に夏などはシベリアン・ハスキーにとっては苦手な季節。体温調節などにも気をつかうようにしましょう。
進行性網膜萎縮(しんこうせいもうまくいしゅく)
視力が徐々に低下する、遺伝性の病気です。暗い時間帯の散歩を嫌がる、やたらとものにぶつかるといった症状が表れたら、視力が落ちているのかも。すぐに動物病院で診察をしてもらいましょう。その他に目に関する病気として、白内障や緑内障などにもかかりやすい傾向があります。
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専門家のコメント
運動が大好きなシベリアン・ハスキー。日本の気候の中ではちょっと体にトラブルを起こしてしまう季節もあるので、しっかりと対策をしてあげるようにしましょう。一緒にたくさん遊んであげれば、飼い主さんを心から信頼してくれるはずですよ。
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監修/白山聡子先生(獣医師)
獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。