皮膚病を予防する!犬の正しいシャンプーのコツや注意点とは

皮膚病を予防する!犬の正しいシャンプーのコツや注意点とは

お手入れ

2023年03月08日 更新 (2020年05月15日 公開)

獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。

皮膚病を予防する!犬の正しいシャンプーのコツや注意点とは

シャンプー不足が原因に?犬の注意したい皮膚病

犬の注意したい皮膚病 シャンプーする犬

シャンプーを怠るなどして皮脂が多い状態になると、犬は皮膚や毛がべたついて「脂漏性(しろうせい)皮膚炎」や「膿皮症(のうひしょう)」などにかかるおそれがあります。

このような皮膚病から愛犬を守るためにも、定期的にシャンプーをして皮脂や汚れ、べたつきを落とすことが大切です。とくに皮膚病にかかりやすい犬は、シャンプーで毛や皮膚を清潔に保ち、適切に予防していきましょう。

皮膚病を予防する!犬のシャンプーのコツ

皮膚病を予防 犬のシャンプーのコツ

皮膚病予防に効果的な犬のシャンプーのコツは以下の通りです。

 

シャンプー剤を流すときはシャワーを地肌に密着させる

シャンプー剤がきちんと洗い流せていないと、皮膚が炎症を起こしてしまうことがあります。シャンプー剤を洗い流すときは、シャワーヘッドを地肌に密着させて毛の根元までしっかりとすすぎ、洗い残しを防ぎましょう。

 

ドライヤー前にタオルドライをする

きちんと乾かさないと、毛の中に水分が残ってしまい、蒸れて皮膚病を起こす原因になります。ドライヤーをかける前に、タオルなどを使ってしっかりと水分を拭き取っておくことで、乾かし残しを防ぎやすくなります。


やりすぎもNG!犬をシャンプーするときの注意点

犬をシャンプーするときの注意点 NG行為

愛犬のシャンプーをするときは、以下の点に注意してください。

 

シャンプーのしすぎはNG

シャンプーをしすぎると、皮膚が乾燥してバリア機能が低下し、逆に皮膚病にかかりやすくなってしまいます。

犬のシャンプーの頻度は、月に1、2回程度が目安。ただし、犬種や季節、外での運動の頻度などにより個体差があるので、毛のべたつきや汚れ具合をチェックして調整しましょう。

 

目や鼻にシャンプーが入らないようにする

シャンプーをする際、犬の目や鼻にシャンプーが入ると、炎症を起こしてしまうことがあります。顔まわりのシャンプーをするときは、ゆっくりと水をかけたり濡らしたタオルでよく拭き取ったりして、丁寧に流すようにしてあげましょう。

※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。