犬にスイカを食べさせても大丈夫!適量や注意点、正しい与え方を解説【獣医師監修】

犬にスイカを食べさせても大丈夫!適量や注意点、正しい与え方を解説【獣医師監修】

夏が近づいてくると食べたくなるものといえばスイカですね。みずみずしく甘いスイカを家族が美味しそうに食べていると、犬もスイカを食べたがるかもしれません。しかし、スイカは犬に気軽に与えても大丈夫な食材なのでしょうか? 今回は、Animal Life Partner代表で獣医師の丸田香緒里先生に教えていただいた、スイカに含まれる栄養素やメリット、与える際に注意すべきことなどを解説していきます。

犬にスイカを与えても大丈夫!ただし、皮や種は取り除いて

スイカ

 

スイカは90%が水分でできているので、犬に与えても問題のない食材です。赤い色のスイカと同様に、黄色いスイカも大丈夫です。ただし、硬い皮や種は消化に悪いので取り除いてからあげましょう。

子犬や老犬(シニア犬)にもスイカを与えても大丈夫

子犬や老犬に与えて問題になるような成分は特に入っていません。ただし、薬膳の面からみるとスイカは体を冷やす効果があるといわれていますので、病気がちの犬や体調が悪い犬には与えない方がいいでしょう。

スイカに含まれる栄養素や犬に与える健康面でのメリットは?

犬にスイカ

90%が水分なスイカですが、他にも栄養素が含まれています。どのような効果があるのか見ていきましょう。

 

βカロテン

体内でビタミンAに変換されます。皮膚や粘膜の健康維持に役立つ成分です。

 

ビタミンA

βカロテンと同じく、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。

 

カリウム

生体の水分調節に関わるミネラルです。含有量はそれほど多くないため、心臓病や腎臓病などカリウム摂取に配慮が必要な病気を持っている子も食べることができます。

 

水分

生命維持に重要な物質です。犬は体重の約60%が水分でできています。

 

シトルリン

スイカなどのウリ科の植物に含まれるアミノ酸です。シトルリンは血管拡張作用があり、血液循環が良くなることでむくみ改善や排尿促進が期待できます。また、尿素回路と呼ばれる代謝経路に関連し、アンモニアの代謝を行うことで疲労回復にも期待ができます。

持病のある犬にスイカを与えても大丈夫?

スイカはほとんどが水分なので、持病のある犬に与えても大きな影響はありません。ただ、胃腸系が弱くてお腹を下しやすい子には、他の水分と量を加減して与えましょう。

スイカを食べることでアレルギーや中毒症状になる犬はいる?

犬がスイカを食べてアレルギーを起こすことは少ないですが、体に合わない場合、下痢や嘔吐、皮膚のかゆみなどが出る可能性があります。もし、症状が現れたり、普段と違う様子が見られたりしたら、かかりつけの動物病院に相談しましょう。

犬にスイカを与える際の1日の適量は?

切ったスイカ

犬にスイカを与える場合には以下の量を目安にしてください。

 

犬の体重3㎏の場合…30g

犬の体重10kgの場合…80

犬の体重20㎏の場合…130

 

犬がスイカを食べるのは、人間と同じくおやつ感覚です。メイン食材としてではなく、サブ食材として与えましょう。

犬にスイカを食べさせる際のおすすめの与え方は?

人間と同じように果肉の部分を生のまま与えれば大丈夫です。ビタミン類を摂取させることを目的とする場合には熟した部分を与えるのがおすすめです。皮や種は喉に詰まらせたり、排便に影響があったりする恐れがあるのであげないようにしましょう。

犬にスイカを与えるときの注意点は?

犬にスイカを与える時の注意点を以下にまとめました。それぞれどんな点に注意すべきかを見ていきましょう。


皮と種は与えない

果肉部分のみをあげて、皮や種が入らないようにしましょう。皮に近い部分は硬いことがありますので、なるべく避けてあげましょう。


下痢や嘔吐に注意

胃腸系が弱くてお腹を下しやすい子には与えすぎないようにしましょう。


利尿作用がある

スイカには利尿作用があり、体のむくみなど過剰な水分を外に出してくれる効果があるので、梅雨や夏にはおすすめです。たくさん食べた場合でも、特に脱水症状を起こすことはありませんが、尿量が増えるので、ペットシーツを多めに置いたり、お散歩の回数を増やしたりしてあげましょう。

 


第2稿:2021年7月19日更新
初稿:2021年5月13日公開

※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。

専門家のコメント

夏になると食べたくなるスイカ。犬が食べても問題のない食材なので、愛犬と一緒に楽しむこともできます。夏場の水分補給としても活用できそうですね。他の食材とのバランスを考えて、適正な量を与えるようにしましょう。

監修/丸田香緒里先生(獣医師)


Animal Life Partner代表。
往診専門動物病院アニマルライフパートナー院長。
日本大学生物資源科学部獣医学科卒業。

 

大学卒業後、6年間の横浜市内の動物病院勤務を経て、「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partnerを設立。ペット栄養管理士など様々な資格を生かし、病院での診療や往診のほかに、セミナー講師やカウンセリング、企業顧問、製品開発など活動は多岐にわたる。

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著者プロフィール

わんクォール編集部

わんクォール編集部

カインズ・ペットメディア推進室のWanQol編集チームです。わんちゃんとオーナー...

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