犬に人間用のチーズを食べさせて大丈夫?注意点や適量について解説【獣医師監修】

犬に人間用のチーズを食べさせて大丈夫?注意点や適量について解説【獣医師監修】

手軽にカルシウムを摂ることができ、食事だけでなくおやつとしても食べることができるチーズ。健康に良い食材というイメージはありますが、加工食品なので塩分の量も気になるところです。そんな人間用のチーズは犬に食べさせても大丈夫なのでしょうか? 今回は、Animal Life Partner代表で獣医師の丸田香緒里先生に教えていただいた、犬にチーズを与える際の注意点や適量、チーズが体調不良やアレルギーを引き起こすかどうか、おすすめのチーズの種類などについて解説していきます。

監修/丸田香緒里先生(獣医師)

監修/丸田香緒里先生(獣医師)

Animal Life Partner代表。
往診専門動物病院アニマルライフパートナー院長。
日本大学生物資源科学部獣医学科卒業。

 

大学卒業後、6年間の横浜市内の動物病院勤務を経て、「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partnerを設立。ペット栄養管理士など様々な資格を生かし、病院での診療や往診のほかに、セミナー講師やカウンセリング、企業顧問、製品開発など活動は多岐にわたる。

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犬に人間用のチーズを食べさせても大丈夫?与えてもいい種類は?

犬にチーズを与えても問題ありません。ただし、チーズといってもさまざまな種類があり、中には味付けのされているチーズや塩分の多いチーズ、ブルーチーズなどのカビを使ったものもあります。

犬に与えてもいいチーズの種類

犬に比較的安心して与えることができるのは、フレッシュチーズといわれるモッツァレラチーズやカッテージチーズです。それだけでなく、犬にチーズを与える場合は、チーズを購入する際に添加物や塩分などをチェックすることが大切です。


子犬や老犬にチーズを与えても大丈夫?

チーズには犬にとって有害な成分は含まれていないものの、チーズの種類によっては脂肪分が多くて胃腸に負担がかかるものもあり、さらに塩分によって腎臓や心臓に負担がかかる可能性があります。子犬や老犬に与える場合は、食べやすいサイズで少量だけ与えてから様子をみるようにしましょう。

チーズに含まれている栄養素と犬に与える健康面でのメリットは?

【獣医師監修】犬に人間用のチーズをあげても大丈夫?適量やおすすめの種類、アレルギーや塩分などの注意点について解説_食べ物を与えられる犬チーズの主成分は、たんぱく質、脂肪、ミネラル、ビタミンなどです。中でも犬にとって重要な栄養素がカルシウムで、チーズにはカルシウムが多く含まれているため、定期的に与えることで不足しがちなカルシウムを補うことができます。

 

また、チーズに含まれる乳酸菌は、腸内の善玉菌を増やす働きがあるといわれています。チーズは犬が比較的好む味なので、食欲がないときの犬のご飯にトッピングするのもおすすめです。

チーズを食べさせたときに中毒症状やアレルギーなどを起こす犬はいる?

チーズは乳製品ですが、製造過程で乳糖が分解されるため、乳糖不耐性などによる下痢や腹痛が起きる可能性は少ないでしょう。ただし、加工品のチーズで牛乳や生クリームを使用している場合は、お腹がゆるくなったり、腹痛などの症状が出たりする可能性があるため、注意が必要です。

もし犬がチーズを食べて体調不良になってしまったら、どう対処すればいい?

【獣医師監修】犬に人間用のチーズをあげても大丈夫?適量やおすすめの種類、アレルギーや塩分などの注意点について解説_チーズ犬がチーズを食ベた際に、急性の体調不良になる可能性は低いです。しかし、チーズを与え始めてから便が緩くなったり、いつもと違う体調不良の症状が出たりした場合は、一旦チーズを与えるのをやめて様子を見るようにしましょう。また、症状がなかなか改善しないなど、不安に思った場合はかかりつけの動物病院で診察を受けると安心です。

犬にチーズを与えるときの適量は?

犬にチーズを与える場合は、犬の体型などによって適量が異なります。以下の量を目安に与えるようにしましょう。

 

体重3kg5g

体重10kg12g

体重20kg20g

犬にチーズを与えるときのおすすめの方法は?

【獣医師監修】犬に人間用のチーズをあげても大丈夫?適量やおすすめの種類、アレルギーや塩分などの注意点について解説_チーズ犬にチーズを与えるときは、基本的には犬用のチーズを使うようにしましょう。ご飯のトッピングやご褒美で与える場合は、チーズを細かくカットして与えると犬が喜びます。味付けなどはせず、そのままトッピングとして与えましょう。

犬にチーズを与えるときの注意点

【獣医師監修】犬に人間用のチーズをあげても大丈夫?適量やおすすめの種類、アレルギーや塩分などの注意点について解説_チーズを見つめる犬犬にチーズを与える際にはいくつか注意点があります。


チーズを使った人間用の加工品を与えるのはNG

犬にはチーズを使った人間用の加工品はおすすめできません。チーズにはさまざまな種類がありますが、ブルーチーズは塩分が多く、カビが犬に与える影響も現段階では未知であるため、与えない方が安心です。また、クリームチーズは製造過程で生クリームを添加しているため、乳糖不耐性を発症する可能性があるので与えないように注意してください。


硬いチーズは与えないように

犬用チーズのなかには、人間が手で折ることができないほど硬いけれど、犬が喜んでかじると言われているものもあります。しかし、歯が折れてしまったり、のどに詰まらせたりすることが発生しているため、犬に与えることはおすすめできません。


与えるチーズの種類と量に注意

初めて犬にチーズを与えるという場合は、モッツァレラチーズ、リコッタチーズ、カッテージチーズの3種類がおすすめです。食べやすいサイズにカットし、まずは少量からトッピング感覚で与えて様子を見るようにしましょう。


第3稿:2021年11月19日更新
第2稿:2021年2月17日更新

初稿:2021年1月10日公開

※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。

専門家のコメント

カルシウムが豊富で、乳酸菌が腸内環境を改善するといわれているチーズは、犬におすすめの食材です。チーズの塩分や脂肪分に注意し、添加物が含まれる加工品やなるべく避けて犬に与えるようにしましょう。愛犬にチーズを与えたいという方は、トッピング部分のチーズだけを食べてしまわないように、食事とよく混ぜ合わせるのがおすすめです。1日の適量を守り、まずは少量からスタートしてみてください。


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