犬が食べてもいい野菜はどれ?分量は?食べてはいけない野菜も解説!

犬が食べてもいい野菜はどれ?分量は?食べてはいけない野菜も解説!

食べ物

2023年03月21日 更新 (2021年08月31日 公開)

獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。

犬が食べてもいい野菜はどれ?分量は?食べてはいけない野菜も解説!

トマト

トマトは犬に与えてもいい野菜

夏野菜の代表格であるトマトは、犬に「与えてもいい」野菜です。
トマトは、ビタミンCやカリウムが含まれているうえ、抗酸化作用があるとされているリコピンも豊富。人はもちろんのこと、犬にとってもうれしい野菜といえます。
与える際は、生のものを1日に15g程度。ミニトマトの場合は1つまでです。皮はそのままでかまいませんが、ヘタと種は取り除いてください。ミニトマトはそのままだと喉に詰まるおそれがあるので、半分に切ってから与えましょう。

ほうれん草

ほうれん草は犬に少量なら与えてもいい野菜

ほうれん草は、犬に「少量なら与えてもいい」野菜です。
ほうれん草は、赤血球の正常な働きを促すとされている、鉄分やβ-カロテンが豊富です。ただ、カルシウムの吸収を阻害するシュウ酸も含まれているため、生食は厳禁。しっかりとゆでたあとに水洗いをすれば、シュウ酸の量をかなり減らすことができるため、犬に与える際は、必ずこの工程を行いましょう。
量は1日に小さじ1杯まで。細かく刻んでから与えてくださいね。
ただし、尿石症の既往のある犬には与えないようにしましょう。

ブロッコリー

ブロッコリーは犬に与えてもいい野菜

ブロッコリーは、犬に「与えてもいい」野菜です。
ビタミンAやビタミンCなど、複数のビタミンが多く含まれているため、ブロッコリーは犬にとって好ましい食材のひとつだといえます。
与える際はしっかりとゆで、軸の部分を除いたものを1日10gまで。ブロッコリーは食物繊維が豊富なので、与えすぎるとお腹を壊す原因に。規定量は必ず守りましょう。

与えてはいけない野菜

犬に与えてはいけない野菜 ねぎ

与えてはいけない野菜の中から、代表的なものを紹介します。

 

ネギ類

玉ネギや長ネギなどのネギ類は、犬にとっては「毒」といえるほど危険!犬の赤血球を破壊する成分が含まれているため、最悪の場合は死に至ることも……。生のネギ類だけでなく、料理に含まれているネギ類にも注意してください。

 

にら

理由はネギ類とほぼ同じです。絶対に口にしないよう、日頃から注意を怠らないようにしましょう。

 

にんにく

にんにくも、実はネギ類の仲間。食べてしまうと、下痢や嘔吐の原因にもなりますので与えないでください。

 

とろろいも(長芋・ヤマノイモなど)

粘り気のある芋類は、口のまわりにつくと痒みを引き起こすことがあるので、犬用の食材としては不向きです。


※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。