【お悩み別】秋の食材を使った愛犬用ドッグフードのトッピングレシピ3選!〜ダイエット・皮膚のケア・健康維持〜

いちかわあやこ(犬ごはん先生)

いちかわあやこ(犬ごはん先生)

ペット栄養管理士。愛犬のパピヨン2匹と暮らしながら、「犬おやつのオンラインレシピブック」の運営、犬の雑誌やウェブサイトでのレシピ制作を中心に活動中。

【お悩み別】秋の食材を使った愛犬用ドッグフードのトッピングレシピ3選!〜ダイエット・皮膚のケア・健康維持〜
【お悩み別】秋の食材を使った愛犬用ドッグフードのトッピングレシピ3選!〜ダイエット・皮膚のケア・健康維持〜

目次

  • ・ ①ダイエット中のトッピングに!りんごと柿のカプレーゼ
  • ・ ②愛犬の皮膚のエイジングケアに!干し芋と甘栗のグラノーラ
  • ・ ③愛犬に必要な油で疲労回復!サーモンのお豆腐タルタル
  • ・ 愛犬のお悩みに合わせたドライフードのトッピングアレンジ方法
  • ・ 愛犬用トッピングレシピを与えるときの注意点

今回は秋の食材を中心に、切って盛り付けるだけで与えられるお手軽トッピングレシピを3種類ご紹介します!

ドッグフードにトッピングをする時は「いつも同じ食材」に偏るよりも「さまざまな食材をローテーション」したほうが、色々な栄養素を摂ることができます。食材選びに迷ったら、旬の食材を選んでみるのもおすすめです。

 

全レシピ共通のポイント

ドライフードはいつも与えているカロリーから10%分減らしてトッピングしてください。

①ダイエット中のトッピングに!りんごと柿のカプレーゼ

りんごと柿のモッツァレラチーズ のカプレーゼ 材料

<材料> 作りやすい量

・りんご 10g

・柿 10g

・モッツァレラチーズ チェリータイプ1個(約9g)


※りんごを皮ごと与える時はよく洗ってください。また、りんごの茎と種、柿の皮と種は取り除いてから調理してください。

りんごに含まれるポリフェノールには脂肪の吸収や血糖値の上昇を抑える働き、柿に含まれる不溶性食物繊維は消化吸収をおだやかにする働きが期待できます。りんごも柿も糖質が含まれるので、与えすぎは避けたいところですが、ダイエット中のトッピングに取り入れていきたい食材です。

りんごの皮には果肉の1.2~3.3倍の抗酸化物質が含まれており、色が濃いほど栄養価が高いという報告も。りんごは皮ごと与えるのもおすすめです。

<作り方>

りんごと柿のカプレーゼ 盛り付けるだけ

りんご、柿、モッツァレラチーズは3mm程度の厚さにスライスする。器にドライフードを入れる。

りんごと柿とチーズをドライフードにトッピング

トッピングして完成!

<1日にトッピングしていい量の目安>

レシピで作れる量は約29g、36kcalです。

犬の体重
1kg 11g
3kg 26g
5kg 37g
7kg 48g
10kg 63g
15kg 85g
20kg 106g
30kg 144g

 

②愛犬の皮膚のエイジングケアに!干し芋と甘栗のグラノーラ

②愛犬の皮膚のエイジングケアに!干し芋と甘栗のグラノーラ オートミール ヨーグルト 材料

<材料> 作りやすい量

・干し芋 5g

・甘栗 1粒(約5g)

・オートミール 2g

・プレーンヨーグルト 15g


さつまいも、甘栗にはビタミンEが含まれているので、皮膚や筋肉のエイジングケア、血流の改善が期待できます。ここ1年ほどで健康食材として話題になっているオートミールには、皮膚の健康維持に欠かせないビオチン、疲労回復をサポートするビタミンB1などが含まれています。

干し芋、甘栗、オートミールには食物繊維も含まれているので、おなかの健康維持にもおすすめです。甘味も感じやすい食材なので、食欲アップも期待できます。

<作り方>

干し芋 干し柿を小さくカット

干し芋、甘栗は5mm角に切る。

干し芋と干し柿をオートミールと和える

オートミールを加えて混ぜる。

干し芋と干し柿とオートミールをヨーグルトと混ぜてドライフード にトッピングする

器にドライフードを入れ、ヨーグルトと一緒にトッピングをしたら完成!よく混ぜ、オートミールをふやかしてから与えてください。

<1日にトッピングしていい量の目安>

レシピで作れる量は約27g、40kcalです。

犬の体重
1kg 8g
3kg 17g
5kg 25g
7kg 32g
10kg 42g
15kg 57g
20kg 71g
30kg 96g

 

③愛犬に必要な油で疲労回復!サーモンのお豆腐タルタル

③愛犬に必要な油で疲労回復!サーモンのきゅうりとお豆腐タルタル 材料

<材料> 作りやすい量

・サーモン(刺身用)20g

・絹豆腐 20g

・きゅうり 1cm(約8g)


※刺身用サーモンでも、まれに骨が残っていることがあります。必ず取り除いてから与えてください。

”オメガ3脂肪酸”がサーモンに含まれています。オメガ3脂肪酸は、犬の体内では生成ができないため食事やサプリメントから摂取するしかありません。そのため、意識的にプラスしないと摂ることが難しい油です。

炎症を抑えたり、血液の流れをサラサラにすることができるオメガ3脂肪酸は加熱に弱いので、生で与えることがおすすめです。生食に抵抗がある場合や愛犬のお腹が心配な場合は、加熱してから与えてください。

サーモンには抗酸化作用のあるアスタキサンチンも含まれているので、疲労回復や皮膚の健康維持なども期待できます。

<作り方>

サーモンときゅうりを切る

サーモンは1cm角、きゅうりは5mm角に切る。

絹豆腐を潰す

絹豆腐はスプーンでつぶす。

潰した豆腐にきゅうりとサーモンを混ぜる

サーモン、きゅうりを加え、全体が均一になるまで和える。

ドライフードにサーモンときゅうりのお豆腐タルタルをトッピング

器に入れたドライフードにトッピングして、完成!

<1日にトッピングしていい量の目安>

レシピで作れる量は約48g、47kcalです。

犬の体重
1kg 11g
3kg 26g
5Kg 37g
7kg 48g
10kg 63g
15kg 85g
20kg 106g
30kg 144g

 

愛犬のお悩みに合わせたドライフードのトッピングアレンジ方法

愛犬のお悩みに合わせたドライフードのトッピングアレンジ方法について

材料を何種類も用意するのが面倒・・・という時は、どれか一種類だけトッピングするのもOKです。

「食欲アップ」を目的にしたい場合は、タンパク質、脂肪のなめらかさや甘味を感じる食材を。(今回のレシピではサーモン、プレーンヨーグルト、モッツァレラチーズ、りんご、柿、干し芋、甘栗など)

「食感を楽しんで欲しい」という目的であれば、りんご、柿、きゅうりなどの硬さがあるものを、というような選び方をしても大丈夫です。


トッピングをする食材は1日に必要なカロリーの10%以内を目安にして、楽しんでみてください。

愛犬用干し芋と甘栗のオートミールヨーグルトグラノーラ

愛犬用トッピングレシピを与えるときの注意点

・このレシピは健康な成犬が食べることを想定して作っています。
・アレルギーがあったり投薬中の場合、食材の中には相性のよくないものもあります。かかりつけの獣医師に相談の上、与えるようにしてください。


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