2021年07月01日 更新 (2021年04月12日 公開)

山芋さえあれば具材はなんでもOK!愛犬用山芋ドリアの材料

<材料>
・牛肉(もも肉もしくはヒレ肉) 50g
・山芋 40g
・ミニトマト 20g(大きめ1個)
・ピーマン 20g
・にんじん 15g
・しいたけ 15g
・ごはん 25g
・あればパセリ少々(乾燥パセリでもOK)
★山芋は長芋、大和芋など種類は問いません。
★山芋以外のお肉やお野菜は上記の通りでなくても、ご自宅にある食材でお楽しみ下さい。
★およそ187kcal ⇒体重5キロの避妊去勢済み成犬 1食分(1日2回食)の目安です。
【参考】愛犬の体格に合わせた分量で!山芋ドリアレシピの材料分量表
体重別だと、推奨する1日当たりのエネルギーに対するレシピ材料の割合は以下の通りになります。
体重 | 1食当たり 必要エネルギー (1日2回食の場合) |
レシピ材料割合 |
1kg | 56 kcal | 30% |
2kg | 94 kcal | 50% |
3kg | 128 kcal | 68% |
4kg | 158 kcal | 85% |
5kg | 187 kcal | 100% |
8kg | 266 kcal | 142% |
10kg | 315 kcal | 168% |
15kg | 427 kcal | 228% |
20kg | 530 kcal | 283% |
25kg | 626 kcal | 334% |
30kg | 718 kcal | 383% |
35kg | 806 kcal | 430% |
40kg | 891 kcal | 476% |
※健康状態が良好な、避妊去勢済成犬のエネルギー量を基準としています。
※1日2回食の場合の1食分の必要エネルギーです。
※闘病・投薬中の場合は獣医師さんにご相談ください。
簡単4STEP!愛犬用山芋ドリアの作り方
STEP1:具材をカットする
牛肉は一口サイズ。ミニトマトは細かく、ピーマンは5mm四方に、にんじんとしいたけはみじん切りに切ります。
STEP2:具材を炒め煮する




STEP3:すりおろした山芋をかける


STEP4:焼く


愛犬用山芋ドリアで使用した春にオススメの食材について
★牛肉
牛肉は、たんぱく質と脂質が主な栄養素で、鉄や亜鉛も豊富に含みます。
薬膳では、体を温めも冷やしもしない平性の性質を持ち、元気を補い、血も増やしてくれる働きがあります。疲労時や体力低下時や貧血の子にもオススメです。
牛肉に含まれる鉄は、貧血予防や血を作る働きのある『へム鉄』で、非ヘム鉄に比べると吸収率が高いです。しかし鉄は もともと体に吸収されにくい栄養素。そのため、ビタミンCやクエン酸などと一緒に摂取することで、更にヘム鉄の吸収率をアップできます。
亜鉛は免疫力を高める働きがあり、被毛の健康維持には必要な栄養素です。わんちゃんの手作りごはんでは不足しがちな栄養素のひとつです。
牛肉の脂肪は飽和脂肪酸で中性脂肪を上げてしまうため、高脂血症などの脂質代謝に問題のある子は摂取量や摂取頻度に気をつけましょう。ヒレ肉やもも肉が高たんぱくで、牛肉の中では低脂質なので、わんちゃんにも与えやすいですね。
★山芋
山芋と言えば滋養強壮で有名ですね。薬膳でも、牛肉と同じく元気を補ってくれる力、疲労を回復させる力が非常に強い食材です。
更に、消化器系の働きをスムーズにし、肺を潤し、腎の働きを補って滋養強壮の効能があります。このように、あらゆる臓器のサポートをしてくれて消化もよいので、シニアのわんちゃんにもとてもおすすめの食材です。
今回は加熱しましたが、胃腸が弱っている時などには、消化酵素であるジアスターゼやアミラーゼの働きに期待して、すりおろして生のままであげましょう。
山芋のヌルヌル成分に含まれる消化酵素は大根の3倍とも言われ、胃腸の粘膜を保護して、働きを正常に戻してくれます。今回のドリアでは、山芋のすりおろしをかけた後、トースターで加熱せずに、そのまま生のとろろソースとしても食べられますので、お試しください。その場合は今回のレシピの半分量の20g程度でよいと思います。
★ピーマン
夏が旬のピーマンですが、春に負担がかかりやすい『肝』に効能が届く緑黄色野菜です。肝の働きを正常にし、肝の異常からくるイライラや気の滞り、精神不安などを収めてくれます。また胃の働きをよくして、消化不良にも効果もあります。
ビタミンCを非常に豊富に含み、そのビタミンCの吸収を助ける『ビタミンP』も多く含むことが ピーマンの特徴のひとつです。ピーマンやパプリカのビタミンCは熱に強いので、加熱してもしっかり摂取できます。
また、抗酸化作用やがん予防の効果がある言われるカプサンチン、コレステロールを下げる働きのあるクロロフィル、脂肪燃焼に効果のあるカプサイシンなど、多くの栄養素を含みます。
山芋ドリアで愛犬がさらにパワーアップする理由
今回は、牛肉と山芋で元気モリモリになれるドリアをご紹介しました。
ソースにした山芋は、ザクザクとスプーンなどで細かくカットしてあげてくださいね。
また、できたては非常に熱いので、人肌程度に冷めたことを飼い主さんの手で確認してから、わんちゃんに与えてください。
牛肉を食べると元気が出るような気がする、というのは気のせいではありません。『補気』という、元気を補ってくれる効能があります。今回のドリアでは、山芋にも同じく『補気』の効果があります。そしてピーマンには、その補った『気』を巡らせてくれる働きがあります。
もりもり食べて栄養をつけて体の巡りをよくして、元気に毎日を過ごしましょうね♪
《愛犬手作り健康ごはん》では、簡単にササっと出来るヘルシーなレシピを紹介していくのでまた是非見てみてください♪何か作ってあげたい、でも手の込んだものはちょっと大変…という初心者さんに寄り添えたら嬉しいです。