【コロナ対策】プレイズタッチ① 愛犬をリラックスさせる効果的なスキンシップ

【コロナ対策】プレイズタッチ① 愛犬をリラックスさせる効果的なスキンシップ

皆さんは普段、穏やかで落ち着いた心で愛犬と接することができていますか?繊細で鋭い感覚、能力を持つ動物たちは、私たちの内面の状態を鋭く察知します。愛犬にとって私たちは頼りになる群れのリーダー。飼い主の心が不安定だと、動物は不安に感じストレスを受けてしまいます。

共に暮らす犬の心の状態を健康に保つには、なによりも飼い主の心の状態が平穏で安定していることが大切です。この記事では、私たちの心身を整え、愛犬の心の状態を幸福にし、さらに身体の健康に役立つ"プレイズタッチ"をご紹介します。プレイズタッチで愛犬とともにマインドフルを実践しましょう。

マッサージとは違う「プレイズタッチ」とは?

プレイズタッチはマッサージとは異なります。愛犬の身体の体表面をおだやかに触れるタッチケアで、圧をかけずに様々な方法で軽く触れるだけなので誰でも気軽に簡単にできます。

タッチケアによって愛犬とオーナー双方には、愛情や信頼といった感情を呼びおこす神経伝達物質「オキシトシン」が誘発され、身体の健康と心(精神、感情)の安定が促されます。そして、こうした時間をもつことでお互いの絆が深まり、マインドフルネスを実践できます。

オーナーも愛犬も”整う" 1日3回のルーチン

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プレイズタッチで大切なのは、愛犬と心を通いあわせること。一方的にタッチをしてあげるのではなく、触覚を通して愛犬との「かけがえのない時間」を意識をします。愛するパートナーの柔らかく温かい被毛に触れることで、確かにその子と一緒に存在する「今、ここ」を感じ、マインドフルになることができます。 まさに、愛犬と一緒に"整う"ための方法。

 

プレイズタッチには「おはよう」「大好き」「おやすみ」の3セットの流れ(ルーチン)があります。ひとつのルーチンには6〜8種類のタッチ(手技)があり、犬の体全体を触れ、ケアができるようになっています。この記事では、元気を呼び起こす「おはよう」のルーチンをご紹介します。体の元気を呼び起こすリフレッシュタッチで、朝のお散歩前やリフレッシュしたい時、競技会の前などに行うと効果があります。シニアのわんちゃんにも有効です。

実践! 元気を呼び起こす「おはよう」のルーチン

ポイント

・明るく、平和な気持ちでおこないましょう。

・わんちゃんがどのように感じているかを繊細に感じ取りましょう。

・深い呼吸を心がけましょう。

・一点を見つめないで、全体を見ましょう。


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流れ(ルーチン)

(1) 全身のストローク

(2) 交差ストローク

(3) レインドロップ

(4) 背中にレインドロップ

(5) スノーフレーク

(6) アップリフティング

(1) 全身のストローク

タッチが始まる前の挨拶です。身体の活力を呼び起こします。体調のチェックもできます。

  • 後頭部から尾の先まで
  • 肩から前肢の足先まで(両側)
  • 肩から後肢の足先まで(両側)
  • 後頭部から尾の先まで
画像:全身のストローク

手の力を抜いて指先を身体の上に置き軽く動かしていきます。指の間を少し開けて指先で軽く身体全体をストロークしていきます。頭から首、そして尾の先まで毛の流れに沿って、少し早めにストロークします。流れるようなリズムで一定のスピードを保ちましょう。尾の先まで、脚は足先まで撫でます。

(2) 交差ストローク

・循環を刺激する。
・身体意識の向上。
・競技会等の前の緊張緩和。
・子犬の成長期に。

画像:交差ストローク1

指先を下に向け、指は被毛の中をタッチできるように少し曲げておきます。右前肢の足先から背中の真ん中まで一気に撫で上げ、背中の真ん中で手の向きを変えて、左後肢の足先へ撫で下ろします。それを2往復して、前後右前肢の足先までできたら、その手を離さず左前肢手を移動させます。同様に片側も2往復します。

(3) レインドロップ

・緊張の緩和。
・リラックス。
・集中力を促す。

画像:交差ストローク1

手首を柔らかくして、指先を自然にカーブさせます。後頭部に人差し指、中指、薬指の3本の指の腹を交互に動かし、軽く指先が触れるように動かしていきます。
※自分の小指に指先を当ててレインドロップを練習してみましょう。その際に小指に当たる感覚が強すぎないように注意しましょう。

レインドロップ = 雨粒

字のごとく、雨のしずくが体に降ってくる感覚をイメージしながらレインドロップを行なってください。目を閉じ、大自然の美しい雨にわんちゃんと一緒に打たれているイメージを持ちながら、深呼吸を楽しんでください。

(4) 背中にレインドロップ

・緊張を和らげる。
・リラックスを促す。
・身体意識の向上。

画像:交差ストローク1

人さし指、中指、薬指の3本の指先が交互に軽く背中に当たるように動かしていきます。3本の指が一定のリズムでなくても構いません。ゆっくりと1つ1つの指の腹が体に当たっているのを感じながらマインドフルにタッチしていきましょう。

ポイント

・軽い力で行ないましょう。

・背骨に指が当たらないようにしましょう。

・背中の両脇を軽くレインドロップするように指先を動かしましょう。

(5) スノーフレーク

・身体の元気を呼び起こす。
・循環の向上。
・身体意識の向上。

画像:交差ストローク1

手首の力を抜いて、指に力が入らないようにします。肩から臀部にかけて、軽い力で手を左右に振るように動かします。臀部までできたら、肩まで戻ります。被毛についた粉雪を軽快に払うように、手を動かしましょう。

(6) アップリフティング

・身体の元気を呼び起こす。
・気持ちの高揚。

画像:交差ストローク1

手首の力を抜き、手の平で水を掬うように動かします。前肢の足先から始め、上の方へと手首を何度も回転させ、体のまわりの空気を上へと持ち上げるように動かしていきます。手の平分、後ろに移動させ、後肢まで動きを繰り返します。

ポイントまとめ

Point. 1 マインドフルに

・深い呼吸を心がけましょう。

・静かな落ち着いたトーンで話しかけましょう。

・アロマオイル、ローション等は使いません。必要なのは愛情と手だけ。


Point. 2 ソフトアイで

・わんちゃんの身体全体から発せられるシグナルを見るように、全体をフワ〜と見るような"SoftEye"を心がけましょう。


Point. 3 愛犬を感じながら

・意気込まずに気軽な気持ちで行ないましょう。

・明るい平和な気持ちで行ないましょう。

 

プレイズタッチはあなたの『手』と『愛を伝えるこころ』があれば、いつでも、どこでもできますのでお散歩の途中やお家でのリラックスタイム等、様々なシチュエーションでマインドフルに楽しんでみてください。

今回の先生:山田りこ先生

米国にて犬の行動学、テリントンTタッチ、ケーナインマッサージ、ドッグフィットネス、リハビリテーションを習得し、それらの理論と技術を日本に導入した第一人者。07年にはその知識や自らの理念、テクニックを統合し『プレイズタッチ®︎』を考案。インストラクター養成のため世界各地でその技を伝えている。


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著者プロフィール

わんクォール編集部

わんクォール編集部

カインズ・ペットメディア推進室のWanQol編集チームです。わんちゃんとオーナー...

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