【獣医師監修】老犬の元気がないのは病気のせい?加齢以外の原因とは

【獣医師監修】老犬の元気がないのは病気のせい?加齢以外の原因とは

老犬の元気がないときは、単に加齢が原因の場合もありますが、なかには病気のサインであるケースも考えられるので注意が必要です。そこで今回は、飼い主さんが「年のせい」と見逃してしまいがちな、老犬の元気がないときに考えられる病気を3つご紹介します。

老犬の元気がない原因(1)認知症

ボーッとしていて元気がない、昼夜逆転して日中寝ていることが増える、排せつを失敗するなどの症状が見られる場合は、認知症の疑いがあります。

個体差はありますが、13才くらいから認知症の症状が出やすくなる傾向があるので、13才前後の老犬はとくに注意深く様子を観察することが大切です。気になる様子が見られる場合は、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。

老犬の元気がない原因(2)心臓の病気

僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)など、高齢の犬でよく見られる心臓病になっていると、疲れやすかったり、散歩を嫌がったり、寝ていることが多くなったりと活動性が低下します。

「年だから」と勘違いしやすい症状ですが、病態が進行している場合には命に関わることもあるため、このような症状が見られたらはやめに動物病院で検査を受けるようにしましょう。

老犬の元気がない原因(3)関節の病気

散歩中に座り込んだり散歩を嫌がったりするときは、加齢によって疲れやすくなっている場合もありますが、関節の病気が原因となっているケースも考えられます。

老犬でよく見られる関節の病気に「変形性関節症」があります。これは、関節のクッションの役割をしている軟骨がすり減ってくることで、関節が変形したり、歩くときに痛みを感じたりするようになる病気です。立ち上がりにくそうにする、歩くときにどこかの足をかばう様に歩くなどの症状があれば、動物病院で診てもらいましょう。


※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。

専門家のコメント

老犬になると、健康であっても寝ている時間が増えたり、動きが鈍くなったりするため、飼い主さんはつい「年のせい」と考えてしまいがち。しかし、7才以降の老犬期は、さまざまな病気にかかりやすくなる年齢でもあるので、自己判断せず獣医師に相談してみてくださいね。

監修/白山聡子先生(獣医師)

獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。

著者プロフィール

わんクォール編集部

わんクォール編集部

カインズ・ペットメディア推進室のWanQol編集チームです。わんちゃんとオーナー...

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