犬の薬の種類
動物病院で処方される薬には、錠剤やカプセル、液体、軟膏、点眼薬、注射剤などのさまざまな形状があります。薬によって効果が持続する時間、価格などが異なり、それぞれにメリット・デメリットがあるので、気になることがあれば獣医師に相談しましょう。
副作用を知っておこう
薬は治療に欠かせないものである一方、犬の体にとっては異物でもあります。動物病院で処方される薬は安全性が確認されているものですが、使用法や使用量を誤った場合や、個体によっては副作用が生じる可能性があることを知っておく必要があります。薬の効果によって得られるプラス面と副作用によるマイナス面についての説明を獣医師からしっかり受け、よく理解したうえで愛犬に使用するか判断しましょう。
与える場合はきちんと用法用量を守り、与えた後は愛犬に異常がないかよく観察することが大切です。何か異常があった場合は、すぐに動物病院に相談しましょう。
薬を飲ませるのを忘れてしまったら
動物病院で薬を処方されたら、決められた日時に忘れないように飲ませるのが原則です。もし飲ませ忘れてしまったとしても、その分を次の服用時にまとめて与えてはいけません。血中濃度が急激に上昇し、副作用をまねくおそれがあります。飲ませ忘れたことに気づいたら、自分で判断せずに、一度動物病院に確認するほうがいいでしょう。
薬のやめどきは?
薬を服用することで愛犬の症状に改善がみられても、飼い主さんの判断で薬をやめてはいけません。血圧降下薬や副腎皮質ホルモン薬など薬の種類によっては、中止することで治療を始める前よりも症状が悪化してしまう場合があります。必ず獣医師に指示されたスケジュールを守りましょう。
※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。
専門家の コメント:
愛犬の治療には、獣医師と飼い主さんの連携が大切です。動物病院で出された薬を何も気にせずただ与えるのではなく、飼い主さんも愛犬の薬に対する知識と関心をもって、正しく薬を使用しましょう。