2022年11月04日 更新 (2021年10月19日 公開)
マンションでも”ペット可”という物件も増えているかと思います。犬や猫は単なるペットではなく、共に暮らす家族という意識が高まっている中で、さらに一歩進んで”ペット共生”を謳う物件も出てきました。そんな物件のひとつが「リリファ相武台」です。”ペット共生マンション”としてデザインされたこの物件の見学会が、先日開催されました。共有部分にはペットオーナーの嬉しい設備が揃うほか、専有部分にも様々な工夫が見られましたので紹介していきます。
目次
- 「リリファ相武台」のコンセプト
- プライベート感ある中庭が広がる共有部分
- 数々の工夫が施された専有部分
- 動物病院やお散歩スポットなど周辺情報
- 現地レポートまとめ
「リリファ相武台」のコンセプト
リリファ相武台とは
神奈川県座間市に立地する、”ペット共生”を掲げた新発想のマンションです。いつでも気軽にワンちゃんを遊ばせられるドッグラン、気ままなネコちゃんが自由に遊べるキャットウォークなど、アイデアが満載です。かけがえのないパートナーである犬や猫たちとの、楽しく快適な暮らしの実現を目指しています。大型犬の飼育をOKとしており、条件としては大型犬のみ2頭、大型犬1頭+小型犬2頭、小型犬のみ3頭のいずれかが上限となります(※規約有り)。
プライベート感ある中庭が広がる共有部分
リリファ相武台は、小田急線相武台前駅から徒歩11分の場所にありました。以前は社宅として使われていた建物で、リノベーション物件となります。愛犬や愛猫と共に暮らすことを前提として、様々な工夫がされた物件を早速のぞいてみましょう。
4方向を道路に囲まれた珍しい立地なのですが、メインのエントランスを入ると、プラベート感のある中庭が広がっています。この共有スペースには、ペットの足洗い場、サークルベンチ、そして人工芝のひかれたドッグランがあります。
お散歩から戻った際にちょっと足を洗えるこのスペースはありがたいですね。
こちらは、中庭からエントリーできるトリミングスペースです。住民の方が自由に使える施設になっています。
そして、こちらがドッグラン。全面ではないものの屋根付きなので、雨の日の運動場所として使えるのが嬉しいですね。リリファ相武台は大型犬の居住もOKですが、ドッグランは1つです。
全てのサイズの犬がこのドッグランを使うことになりますが、時間帯で大型犬と中・小型犬を分ける運用をしていく予定だそうです。また、この辺りの細かな運用は、住民同士でルールを決めていく想定もしているとのこと。
こちらは、同じく中庭からエントリーできる"コミュニティラウンジ"です。愛犬・愛猫と共に入れるスペースで、住民のコミュニケーションの場として想定されているようでした。
こちらは、トランクルームとまもりボックスです。防災用の備蓄に関しては、人間用のものはもちろん、ペット用の防災用品が備蓄されています。ここは嬉しいポイントですね。また、住民用のトランクルームが用意されているので、オプションとして各ご家庭ごとに備えたいものを預けることもできます。
共有部の嬉しいポイント
・ペットの入浴やお手入れができる「トリミングスペース」
・お散歩後に気軽に使える「ペット足洗い場」
・ペットの糞の処理袋などもご用意したペット共生用の防災備蓄庫「ペット用まもりBOX」
数々の工夫が施された専有部分
続いて、お部屋について見ていきましょう。部屋は全部で24室。間取りは3LDKがメインとなっています。お部屋の前にはリードフックが設置されているので、お散歩前や後にちょっと繋いておくこともできそうです。
部屋の中、リビングスペースにはペットスペースが設けられていました。クレートやペットベッドを置くスペース、トイレスペースなど活用できそうです。ペットスペースの上には棚があるので、トイレシートやフードなどを収納しておく場所として最適です。
リビングの壁クロスは上下で貼り分けられています。ちょっとイタズラ癖のあるわんちゃんやパピーのオーナーさんにとっては、愛犬がダメにしてしまっても全面を張り替える必要がなくて助かりますね。また、床材は愛犬が滑りづらいコーティングが施されたものが使用されています。
デフォルトでは、玄関やキッチンにフェンスは設置されていませんが、オプションとして対応はしていただけるそうです。愛猫の場合は、部屋の中のキャットウォークなども同様です。
専有部の嬉しいポイント
ドギーフック
片手でできるワンプッシュの簡単操作で、ペット用リードを固定できるリードフックを玄関に設置しています。
ペットスペース
下部にペットのトイレスペースや居場所を備え、上部の棚には様々なペット用品をすっきりと収納できる物入を設置します。
壁クロス⾒切り材
あらかじめ壁クロスを上下で貼り分けることで、傷や汚れがついても張り替え範囲が少なくすむように配慮しています。
ペット対応床材
犬の関節や背骨への影響を軽減するためのフロアコーティングを施したフローリング材を採用しています。
フラットシンク
シンクがフラットで小型犬も洗える洗面化粧台を設置。水洗器具にはハンドシャワーを標準装備しています。
その他オプション
・気になるにおいを脱臭、「天井埋込型ナノイー発生器」
・猫専用の壁面通路「キャットウォーク」など
動物病院やお散歩スポットなど周辺情報
動物病院は?
近くに動物病院やトリミングサロンがあるのかは気になるところ。リリファ相武台から徒歩で11分、車であれば5分もかからない場所に「イオンモール座間」があります。こちらに動物病院、トリミングサロン、ショップなど揃っているので全て済ませることが出来そうです。
お散歩スポットは?
近くにお散歩できそうな公園として、徒歩約15分の距離に「かにが沢公園」、約30分の距離に「芹沢公園」が、またドッグランもある大きな公園としては車で15分の距離に「県立相模原公園」があります。
避難所は?
マンション内に防災の備蓄はされていますが、避難が必要な場合に一番近い避難所は、厚木市の相武台小学校となっています。また、厚木市内の指定雛所では原則、ペットの同行避難が可能となっています。
現地レポートまとめ
今回案内いただいた株式会社リビングライフの山ノ端さん
リリファ相武台には、ペットとの暮らしを考えた様々な工夫がありました。敢えて気になった点を挙げるとすれば2つです。
大型犬ライクなものにはもう1歩?
大型犬をOKにしているということ自体はとても嬉しいポイントだと思いました。一方で、リードフックのサイズ、ドッグランのフェンスの高さ、部屋の中のペットスペースの広さなど、細かな点が、より大型犬にも使いやすいものになると更に良いなという印象を持ちました。
住民のコミュニティ形成にもサポートを
犬や猫それぞれに個性があり、性格は異なります。複数の家族が住む以上、相性の悪いわんちゃんもいるかもしれませんし、飼い主さんが愛犬のうんちに気づかず放置してしまうこともあるかもしれません。興奮した愛犬が他の住民を噛んでしまったとか、そうした大小様々なトラブルも発生するかと思います。
トラブルを起こさない、もしくは解決するために大事なのは、住民の方同士のコミュニケーションかなと感じます。お互いが気持ちよく生活をしてくためにコミュニティの形成が鍵になると思いますので、場所を提供するにとどまらず、住民の方の継続的にコミュニティ形成も支援していくような仕組みがあると一層魅力的なものになるのと感じました。
愛犬・愛猫と暮らすことを前提に考えられたマンション、続々と入居が決まっているそうなので、興味をもたれた方はぜひお問い合わせしてみてください。