秋分にいただく犬用おはぎ
手作りあんこならわんちゃんもOK!
二十四節季の一つ、秋分。今日はそんな秋分にちなんだおはぎを作ってみました。秋分の日にいただくおはぎは、秋のお彼岸の頃に開花する萩の花にちなんで『おはぎ』と名付けられました。毎年この頃になると採れたての小豆を使用できるため、皮ごと潰した粒あんの餡子が多くのおはぎに使用されています。
ちなみに、春分の日を含む春のお彼岸の頃にいただく『ぼたもち』の呼び名は牡丹の花にちなんだものなんですよ。同じものでも季節によって呼び名が変化するところなどは、四季のある国、日本ならではの美しさが感じられますね。
愛犬も食べられるおはぎレシピ
まずはわんちゃんOKのあんこを作ろう!
<おはぎの材料>
・小豆 200g(あんこ用)
・甘麹 大さじ2(あんこ用)
・白米を炊いたごはん
・きなこ
・青のり
・黒すりごま
<あんこの作り方>
今回ご紹介するのは、面倒な浸水いらずの時短バージョンです。まずは小豆の茹でこぼしから!手作りだと、好みの固さや甘さに調整できるのが◎。
1.小豆はさっと水洗い。
2.小豆の4倍ほどのたっぷりの水を入れ、鍋の水を沸騰させます。
3.中火にして2分茹でたら、一度ざるにあげてお湯を捨ててしまいます。
4.小豆をまたお鍋に戻し、たっぷりの水と共に沸騰させます。
5.沸騰したら蓋をして、弱火にして40分ほどコトコト煮ちゃいましょう。途中で様子を見つつ、もし水が足りなくなってきたときは、その都度足してあげてください。
6.40分経ったら火を止めてそのまま蓋をしたままの状態で30分ほど蒸らします。
7.30分経ったら、豆を確認。柔らかくなっていればOKです。まだ少し硬い場合は、追加で煮続けましょう。
普通のあんこの場合は、柔らかくなった小豆にお砂糖などでしっかり甘みを加えていくのですが・・今回はわんちゃん用なので健康的に甘麹で味付けします!
↓こちらをフードプロセッサーで滑らかにして混ぜ合わせます。
→お手製甘麹のレシピはこの記事をチェック!
そして、お好みの固さになるまで火にかけていって“あんこ”の出来上がりです。このとき思ったよりも気持ち早めに火を止めると、冷めたときにちょうど位の固さに。
あんこはそのまま冷蔵保存で4~5日ほど保存が可能。保存する際は、中に水滴が出ないように必ず熱が冷めてから保存してくださいね。熱いままだと蒸気が出て、その水分でせっかくの風味が落ちてしまうんです。使い切れない場合は、冷凍保存も可能なので、残った分はジッパー付きの保存袋などに空気が入らないように平らに敷き詰め冷凍庫に。ひと月ほどで使い切ってしまいましょう。
ほとんど感じられない甘さなので、スイーツとしてだけなくごはんの材料としても大活躍です!私たち人用メニューとしては、チリビーンズの小豆バージョンなどにアレンジしていただいてもおいしいですよ♪
<おはぎの作り方>
中身はわんちゃんが喉に詰まらせないようにもち米ではなく白米で作りました。今回は粒あん・きなこ・黒すりゴマ・青のりの4種類。粒あん以外はごはんの中にあんこが入っていますよ。
①粒あんおはぎ
濡らした手にあんこを薄くのばして広げ、そこに丸く握ったごはんを乗せて包む感じに。ラップの上に、あんこを広げて丸く握ったごはんを乗せてキュッと包む方法もオススメです。
②その他のおはぎ
あんこを丸く手のひらで転がして玉を成形します。そして、手にごはんをうすくのばし、そのうえに丸くしたあんこを乗せて覆うようにして包みます。
あとは、それにきなこなどを振りかけてまんべんなく付けばOK! 青のりや黒ゴマも同じ要領です^^
おにぎりをイメージしてもらうと分かりやすいと思います♪おにぎりが少し甘くスイーツになったようなものなので、米を手のひらで丸めてそれにあんこやきなこで飾り付けしたような感じです。
わんこ用はこちら
実際にうちの子たちがいただくときは、2匹のために盛り付け。種類を巡って争いが勃発しそうでしたが、側にいた娘の介助のおかげでお淑やかにいただくことができました(笑)
おはぎを食べて愛犬と健康に
小豆が飼い主さんと愛犬にもたらす効能
おはぎに使ったこの小豆。古来は薬として位置づけがされていたほど、全ての病気に効果があると言われて大事にされていたです。そして食材として手軽にいただけるようになった現代でも、嬉しい栄養素がたくさん詰まっているため、今またスーパーフードとして脚光を浴びていますよね。
小豆は、解毒作用・抗酸化作用に加え、高い利尿作用と食物繊維の量も非常に多いので腸内のデトックス効果が絶大なんです!
左から粒あん・きなこ・黒すりゴマ・青のり。
昼夜の気温差が大きくなってくるこれからの時期は、オーナーさんもわんちゃんも体調を崩してしまいがちではないでしょうか? おはぎで、腸内環境を整えることで、おいしく食べて心身ともに元気に乗り切っていきましょう!