犬がクレートに入らない! その理由とクレートが好きになる方法とは

犬がクレートに入らない! その理由とクレートが好きになる方法とは
犬が安心して休むためにも、移動時や災害時に安全を確保するためにも、愛犬がクレートに慣れておくことは大切です。もし、愛犬がクレートに入るのを嫌がるなら、そこには何か理由があるのかも。今回は、犬がクレート好きになるための方法をご紹介します。

犬がクレートに入らないのはなぜ?

犬にはもともと、暗くて狭い場所を好む習性があります。もし愛犬がクレートに入らないのなら、「クレートに入るとイヤなことがある」と関連付けてしまっているのかもしれません。 たとえば、クレートをイタズラの罰として使っていたり、病院に行くときだけ使っていたりしませんか?

まずは、愛犬が嫌がるような使い方をやめて、クレートが好きになるようなしつけをしましょう。

愛犬をクレート好きにさせるしつけ

愛犬がクレート好きになるためのトレーニング方法をご紹介します。フードや布を使って徐々に慣れさせていきましょう。

1、クレートの下部分にだけ犬を入らせる

クレートを上下に分解して、下の部分だけ愛犬のそばに置きます。フードを握った手でクレートの下部分に誘導し、愛犬が入ったらフードを与えてほめましょう。

2、クレートの上部分をかぶせる

1ができるようになったら、今度は分解したクレートの上の部分を下部分に少しかぶせた状態にして、愛犬をフードおやつなどで誘導して中に入らせます。このとき、上部分がガタッと外れて音を立ててしまうと愛犬が怖がるので、手でしっかり固定してください。

どうしても犬が警戒するようであれば、上の部分を外した状態で中に誘導し、フードなどを食べている間にそっと上の部分をかぶせましょう。 逃げ出してしまいそうな様子があれば、横のすき間などからおやつを追加してみても◎。 少しずつ上の部分をかぶせた状態に慣らしていきましょう。

3、クレートを組み立てた状態で中へ

2もクリアしたら、クレートを元の状態に組み立てて、フードを中に投げ入れます。愛犬が中に入ったら、クレートの横穴から続けてフードを入れます。

4、クレートの扉を閉める

クレートの中にいるときにフードが落ちてくることで、愛犬は「中にいるといいことがある」と理解し、出てこなくなります。そのタイミングで扉を閉め、すき間から再度フードを数粒落としましょう。

5、クレートに布をかける

扉を閉めた状態で愛犬がおとなしくしていられたら、飼い主さんのことが見えなくなるようにクレートに布をかけます。 ここでも、クレートの横穴からフードを落とし、布をかけた状態に慣れさせます。

6、飼い主さんがクレートから少し離れる

布をかけたまま、飼い主さんはクレートからそっと離れ、少ししたらまた近くに戻ってフードをクレート内に落としましょう。飼い主さんが離れている時間を、徐々に延ばして慣れさせます。

クレート好きにさせることも愛犬への愛情

犬を狭いクレートに閉じ込めることを、かわいそうに感じてしまう飼い主さんもいるかもしれません。しかし、犬がクレートに入るのは、車の運転中や災害時の避難先、旅行先などの慣れない場所で犬の安全を守るためにも必要なことです。ふだんからクレートが落ち着ける場所にしておけば、愛犬もストレスなく過ごせるでしょう。

※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。

専門家のコメント:

愛犬をクレート好きにさせるのも、飼い主さんの愛情です。大切な愛犬のために、これまでの使い方を見直し、徐々に慣らしてあげてくださいね。

監修/白山聡子先生(獣医師)

獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。


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著者プロフィール

わんクォール編集部

わんクォール編集部

カインズ・ペットメディア推進室のWanQol編集チームです。わんちゃんとオーナー...

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