子犬のクレートトレーニングはなぜ必要?メリットと基本のやり方

子犬のクレートトレーニングはなぜ必要?メリットと基本のやり方

子犬を迎えたらまず教えたいしつけのひとつに、クレートトレーニングがあります。愛犬がクレートに入れるようになると、どんなメリットがあるのでしょうか? 今回はクレートトレーニングが必要な理由と、クレートトレーニングの方法をご紹介します。

クレートトレーニングのメリット

もともと祖先が穴ぐらで生活していた犬は、狭い穴ぐらのような空間で落ち着く習性があります。そのため、クレートのような狭い場所に慣れておくことで、場所を問わずにリラックスでき、安全・快適に過ごせるのです。
また、持ち運べるクレートは、災害時に避難する必要に迫られたときや、車に乗せるときなどにも役に立ちますよ。
次の章からは、クレートトレーニングの基本のやり方をご紹介します。

レッスン1.フードやおやつでクレートへ誘導

まずはじめに行うのは、フードやおやつを使ったトレーニングです。クレートの扉は外した状態で行ってください。


1、クレートの中で食事タイム

フードが入った容器をクレートの中の入り口近くに置いて、愛犬が食べ始めるのを待ちます。慣れてきたらフードの容器を少しずつクレートの奥へずらしていきましょう。
クレートの中でフードを食べることをくり返すことで、クレートの中はごはんを食べられるよい場所と印象づけることができます。


2、おやつタイムもクレートで!

クレートの手前からクレートの奥まで、一直線におやつを並べます。おやつを食べながら中に入ったら、声をかけてほめましょう。慣れてきたらおやつを奥の方だけに置き、奥まで入れたらほめてあげてください。

レッスン2.クレートの中でおもちゃ遊び

ここでもクレートの扉は外しておきます。愛犬がひとり遊びできる安全なおもちゃなどをクレートに入れてから、愛犬をフードやおやつで誘導してクレートの中に入れ、おもちゃで遊ぶのを待ちます。クレートの中で楽しいことが起こると覚えられると、自発的に入るようになるでしょう。

レッスン3.クレートの扉を閉める

出入りに慣れたら、扉を閉める練習です。最初のうちは、扉を閉めたらおやつをあげ、すぐに開けましょう。扉を閉めたまま、15分入っていられることを目標に練習します。愛犬が好きなおやつをあげながら、時間を少しずつ延ばしていきましょう。

このとき、愛犬が途中で吠えたり騒いだりしても、すぐに扉を開けないことがポイントです。次からは、必ず愛犬が出たがる前に扉を開けるようにしてください。

なお、扉を閉める練習は、愛犬がトイレを我慢しないよう排せつのあとにしましょう。散歩のあとはクレートで寝ることが多いので、練習がうまくいきやすいですよ。

レッスン4.声かけだけでクレートへ

愛犬が自らクレートに入った瞬間に、「ハウス」と声をかけます。慣れたら少しずつ声をかけるタイミングをはやめましょう。これをくり返していき、最終的に「ハウス」という声かけだけで愛犬がクレートに入ることができれば、クレートトレーニング成功です。
その後は、愛犬がクレートのそばにいるときに「ハウス」と声をかけ、入ったらほめることをくり返し練習します。


クレートトレーニングでやってはいけないNG行動


お尻を押してクレートに押し込む

無理やり押し込むと、クレートが愛犬にとって嫌な場所になってしまうことも。愛犬が自分から入るのを待つことが大切です。


クレートから出たタイミングでほめる

「外に出たほうがほめられる」と、勘違いして覚えてしまうおそれがあります。愛犬がクレートに入ったタイミングでほめ、ごほうびのおやつもクレートの中にいるときに扉や横の穴から与えましょう。

専門家のコメント

子犬のうちからクレートトレーニングをしておくことで、さまざまなメリットが受けられます。ぜひ練習してみてくださいね。

監修/白山聡子先生(獣医師)

獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。


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著者プロフィール

わんクォール編集部

わんクォール編集部

カインズ・ペットメディア推進室のWanQol編集チームです。わんちゃんとオーナー...

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