愛犬の健康寿命を延ばす4つの食習慣【獣医師監修】

愛犬の健康寿命を延ばす4つの食習慣【獣医師監修】

病気・健康

2023年03月09日 更新 (2021年09月01日 公開)

獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。

愛犬の健康寿命を延ばす4つの食習慣【獣医師監修】

【1】与えるフード 量は体重の変化を見ながら調整する

体重計に乗る犬

さまざまな病気の要因となる肥満、低栄養によるやせすぎ。どちらも健康には悪影響なので、その犬に合った量の食事を与えていくことが大切です。

そのためにできるのは、フードのパッケージに記載されている適正量を確かめ、計量カップで量って正しく与えていくこと。そして、子犬期は週1回、それ以降は月に1、2回体重を測定し、体重の増減に合わせて食事の量を調整しましょう。

もし愛犬が適正体重だったとしても、成犬になってから0.5kg以上の増減がある場合は要注意です。急激な体重の変化があったら、一度獣医師に相談することをおすすめします。

【2】年齢と体質に合わせてフードを替える

フードを待てしている犬

愛犬のライフステージが変わると、基礎代謝や運動量・食事量も変わるため、以前食べていたフードでは高カロリーすぎたり、反対に栄養が足りなくなったりすることがあります。

愛犬が太ってきた、やせてきたと感じる場合は、年齢や体質の変化に合ったフードへの変更を検討しましょう。かかりつけの動物病院へ行って、食事の量や内容を相談してみてください。

【3】水分補給をしっかりさせる

水を飲む犬

犬が1日に飲む飲水量の目安は、体重1kgあたり40~60mlといわれています。飲水量が少ないと、尿の量が減って泌尿器系の病気になりがちです。愛犬が十分に水を飲んでいるか、飲水量を把握しておきましょう。

愛犬が水をあまり飲みたがらないようであれば、フードを水でふやかしたり、肉汁をくわえたりして、食事から水分を摂取できるように工夫してみてもいいですね。

ただし、飲水量が異常に多くなる場合も注意が必要です。ふだんより明らかに愛犬の飲水量が増えてきたと感じたら、はやめに動物病院を受診しましょう。


【4】1日にあげるおやつの量を決めておく

ドッグフードの入ったフードボウルを眺める犬

愛犬のしつけやトレーニング中など、ちょっとしたごほうびにおやつをあげることもありますよね。しかし、ちょっとずつあげているおやつも、1日の摂取カロリーにしっかりと含まれることを忘れてはいけません。

ダイエット中や各種の処方食などを使用している場合は、おやつに関して動物病院などで相談することをおすすめします。それ以外の場合でも、1日にあげるおやつの量をしっかりと決めて、その範囲内であげるようにしましょう。


※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。