【獣医師監修】ささいな変化も重要!老犬期後半の健康チェック方法

【獣医師監修】ささいな変化も重要!老犬期後半の健康チェック方法

大型犬で10才、そのほかの犬種で13才以降の老犬期後半に差しかかると、ささいな変化も見逃さず、愛犬を寝たきりにさせないことが、健康寿命を延ばすためのカギになってきます。老犬期後半に行いたい健康チェック方法と、老化防止対策を見ていきましょう。

ささいな変化も見逃さないで!毎日の様子をチェックしよう

人と同様に、犬も高齢になるほど異変が出やすくなります。そのため、日々の健康チェックをしっかりと行い、ささいな変化も見逃さないことが大切です。
まずは、毎日の生活習慣に変わりがないかを確認しましょう。

睡眠と活動量

犬は年をとってくると睡眠時間が長くなる傾向にありますが、ずっと横になって寝てばかりだったり、呼びかけても顔はそのままで目しか動かさなかったりするときは要注意。元気がなく、どこか具合が悪いのかもしれません。

食欲と排せつ

食欲の低下や排せつの変化は、何かしらの異変のサインです。また、フードを食べにくそうにしている場合も、「歯周病」の悪化や、口腔内の「腫瘍」などが疑われます。

上記のような変化が見られたら、あまり様子を見ずに、動物病院で相談してみましょう。
この2点に加えて、老犬期前半の健康チェック項目も含めると、より日々の変化に気づきやすくなりますよ。

定期的に筋肉の衰えもチェックしよう

定期的に、愛犬の下半身の位置も確認しましょう。
横から見たときに腰の位置が下がってきていたり、若いときに比べてかかとの位置が下がり、床につく足の面積が大きくなったりしていたら、下半身の筋肉が衰えたサイン。

高齢になると寝ている時間が長くなりがちですが、散歩や室内でも「立つ」「歩く」を積極的に行わせてあげることが、将来寝たきりにさせないためにも効果的です。次の章では、老化予防におすすめの体操をご紹介します。

老化予防におすすめ!下半身を強化する体操

寝ながら屈伸

まず、愛犬を仰向けにしてから、後ろ足を持ちます。そして、飼い主さんの親指で大きな肉球を押し込むように、ゆっくりと交互に曲げ伸ばししましょう。伸ばす動きは、愛犬に任せて蹴り返してもらうようにすると◎。1日に約20回〜30回くらいを目安に行いましょう。
愛犬がリラックスしているときに、ゆったりと行うのが効果的です。

左右にダンス

愛犬の脇を抱えて、飼い主さん側に寄りかかるように立たせたら、上半身を左右どちらかに傾けます。愛犬が横に数歩動いたら、反対方向に体を傾けることを繰り返し。これを約3〜5回往復させてあげるとよいでしょう。

  • 持病がある犬や関節が弱い犬、肥満傾向にある犬は、「左右にダンス」を行わないようにしてください。

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※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。

専門家のコメント:

老犬だからといって、寝てばかりにさせてしまうのはNG。散歩や適度な運動を取り入れて、健康で元気にいられる時間を少しでも長くしましょう。また、異変を感じたら、小さなことでもはやめに獣医師に相談してくださいね。

監修/白山聡子先生(獣医師)

獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。


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著者プロフィール

わんクォール編集部

わんクォール編集部

カインズ・ペットメディア推進室のWanQol編集チームです。わんちゃんとオーナー...

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