【獣医師監修】毎日3分!病気の早期発見に役立つ愛犬の健康チェック法

【獣医師監修】毎日3分!病気の早期発見に役立つ愛犬の健康チェック法
病気の早期発見・予防のためにも、愛犬の健康チェックは大切です。健康チェックを習慣にすることでスキンシップがとれるので、愛犬との絆をより深めることにもつながるでしょう。今回は、毎日3~5分でできる、自宅での健康チェック法と観察ポイントを解説します。

まずは顔まわりから愛犬の健康チェック

まずは顔まわりからチェックをしていきましょう。正面からチェックすると、犬が警戒してしまうことがあるので、背後や横からチェックするのがおすすめです。

においを嗅いだときに鼻をつくようなニオイがしたり、耳の後ろをよくかくことで毛が薄くなっていたりしたら、炎症が起きているかもしれません。 また、耳の中に赤みや黒ずみが見られる場合は「外耳炎」のおそれがありますので、耳を裏返すようにめくって中もよく確認しましょう。

「結膜炎」「ドライアイ」「角膜炎」などが起きていると、目ヤニや涙の量がいつもよりも多い、白目部分・まぶたの裏側が充血しているといった症状が見られます。 また、左右の目の大きさが極端に違う場合は、「角膜炎」や「緑内障」になっているおそれがあります。


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睡眠時や寝起き以外に鼻の表面が乾燥していたら、体調不良のサインである可能性が。 反対に、鼻水が垂れるほど出てはいませんか?黄緑色の鼻水が出ている場合は、「鼻炎」や「口鼻瘻管(こうびろうかん)」、まれに「腫瘍」などの病気が考えられます。 さらに、鼻の呼吸音にも耳をすませてください。鼻からプスプス、ズーズなどの音が出ていたら、鼻腔や歯の異常を示しています。

歯・歯ぐき

口から不快な匂いがする場合、「歯周病」や「口腔内腫瘍」が疑われます。歯垢や歯石は犬歯と奥歯につきやすく、そこから歯ぐきが腫れたり赤みが出たりするため要注意です。 唇の裏側も「口内炎」や「口腔内腫瘍」ができやすいため、腫れや赤み、出血などを確認したら、動物病院で受診しましょう。

愛犬の皮膚や被毛・体全体もチェック!

毛並みや皮膚の色、腫れを確認します。見えにくいおなかや脇の下などは異常が出ることが多いので、注意深く観察することが必要です。

体全体

さわったときに腫れやしこりがないか確認し、皮膚も確認します。皮膚に赤みやフケ、脱毛がある場合は、「膿皮症(のうひしょう)」など皮膚病のおそれがあります。

肉球

肉球や指の間を広げて見て赤みやただれがあれば、「趾間炎(しかんえん)」を疑ってください。あわせて、出血やひび割れがないかもチェックしてあげましょう。


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肛門まわり

毛をかき分けて、肛門まわりの皮膚をチェック。赤みや腫れがある場合、「肛門周囲腺腫(こうもんしゅういせんしゅ)」や「肛門嚢炎(こうもんのうえん)」のおそれも。毛にウンチがついていたら、きれいに拭き取ってあげましょう。

食事や排せつ物からも愛犬の健康をチェック

食欲・元気

食欲や元気がないときは、痛みや発熱などが原因になっていることがあります。逆に食欲が異常に増えた場合は、「副腎皮質機能亢進症(ふくじんしつきのうこうしんしょう)」などの病気の心配も。ふだんの食事の量をしっかりと把握しておきたいですね。

また、飲水量も大切な健康の指標です。暑い日やたくさん運動をしたあとというわけでもないのに、異常に水を飲む場合は、「糖尿病」などの病気が隠れている可能性があります。


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排せつ物

排せつ物は、排せつしてすぐに確認するのがポイント。いつもと同じ状態で、色や形・ニオイ・回数に変化がなければ問題ありません。もし便秘や下痢が続く、血が混じっているといった症状が見られたら、すぐに動物病院で受診しましょう。

おしっこも色や回数、量などをチェックしましょう。血尿や頻尿がみられたら「膀胱炎」などの病気が考えられます。またおしっこの量が増えた、という場合は、腎臓の病気や「糖尿病」などの病気が考えられます。

※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。

専門家のコメント

毎日愛犬の様子をチェックをすることで、愛犬のちょっとした異変にも気づきやすくなるでしょう。愛犬が元気なうちから異変に気づくことで、病気の早期発見・治療につながる場合があります。
毎日続けるためにも、全身のチェックは飼い主さんのやりやすいタイミングでOK!慣れれば3分ほどでできるので、ぜひスキンシップを兼ねてリラックスタイムに実践してくださいね。

監修/白山聡子先生(獣医師)

獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。


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著者プロフィール

わんクォール編集部

わんクォール編集部

カインズ・ペットメディア推進室のWanQol編集チームです。わんちゃんとオーナー...

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