【獣医師監修】犬が体を床にこすりつける理由や心理とは?スリスリする場所やシーン別に解説

【獣医師監修】犬が体を床にこすりつける理由や心理とは?スリスリする場所やシーン別に解説

犬が床に体をスリスリとこすりつけるしぐさには、どんな意味があるのでしょうか。今回は、犬がスリスリしているときの気持ちや発しているサイン、注意が必要な場合について解説します。愛犬がスリスリする理由を見極めて、お世話やしつけに役立てましょう。

犬が食後や寝起きに床に体をこすりつける理由は?

食後や寝起きのタイミングで、犬が伸びをするように床に体をこすりつけていたら、こわばった体をほぐしている可能性があります。このしぐさは犬がリラックスしている気持ちのあらわれで、同じ姿勢を続けていたことによって硬直した筋肉をほぐしているのでしょう。

犬が飼い主に叱られた後に体をこすりつける理由は?

飼い主さんが叱ったあとなどに、犬が背中を床にスリスリしておなかを見せていたら、「攻撃しないで」と訴えているのかもしれません。自分の弱点であるおなかを相手に見せることで、自分に攻撃する意思がないことと、相手に「攻撃しないでほしい」という気持ちをアピールしていると考えられます。

犬が叱ってないのに飼い主に体をこすりつけてくる理由は?

叱ってもいないのに、飼い主さんにおなかを見せてスリスリする行動を繰り返す場合は、飼い主さんに遊んでもらいたいのかも。
前述の通り、本来犬が相手におなかを見せるのは、自分に戦闘の意思がないことを示すためです。しかし、おなかを見せたときに飼い主さんがかまってくれた経験から、「おなかを見せれば遊んでもらえる」と学習してしまう犬もいるのです。

また、リラックスしている場合にも、飼い主さんのそばに来てお腹を見せてくることがあります。こんなとき、愛犬は飼い主さんとのスキンシップを楽しみたいのかもしれません。

犬が散歩中に体をこすりつける理由は?

散歩中、犬が地面に体をこすりつけていたら、自分のニオイを隠してカムフラージュしようとしている場合が。こすりつけた場所をよく見ると、ミミズの死骸や腐った魚など、強いニオイを発するものが落ちていることもあります。
これは、犬が獲物や敵に自分の存在を感づかせないために、強いニオイのものに対して本能的にする行為です。

とはいえ、こすりつけている場所によっては、衛生的に気になる場合もありますよね。無理にやめさせるのではなく、名前を呼ぶ、別のものに気をそらさせるなどして、そっとその場所から離れるようにするとよいでしょう。

犬が頻繁に体をこすりつけている場合は要注意!

上記のようなシーンではないのに、犬がしきりに体をスリスリとこすりつけていたら、かゆみを感じているおそれがあります。背中は足が届かない部位なので、体をあおむけにしてこすりつけることで、かゆみをとろうとすることがあるのです。
頻繁にこのしぐさが見られるほか、足で体をかいていたり、体を頻繁にブルブルとさせていたりする場合は、一度獣医師に相談してみましょう。

※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。

専門家のコメント:

犬が体を床にスリスリするしぐさは、いろいろな気持ちを示しているだけでなく、飼い主さんを遊びに誘うサインや、病気のサインにもなっていることがあります。愛犬が体をこすりつけているときの状況から、しぐさの意味を見極めましょう。

監修/白山聡子先生(獣医師)

獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。


関連リンク

著者プロフィール

わんクォール編集部

わんクォール編集部

カインズ・ペットメディア推進室のWanQol編集チームです。わんちゃんとオーナー...

詳しく見る

この記事に関連するキーワード