犬の耳掃除の正しいやり方とは?頻度や注意点についても解説!

犬の耳掃除の正しいやり方とは?頻度や注意点についても解説!

犬によく見られる「外耳炎」は、耳の中にたまった耳垢に細菌が感染するなどして、炎症やかゆみを起こす病気です。このような病気を防ぐためにも、定期的に犬の耳掃除をすることが大切。そこで今回は、犬の耳掃除のやり方や頻度、注意点について解説します。

病気予防に?犬の耳掃除の必要性とは

人間の場合は「耳掃除は過度にしなくてもよい」とか、むしろ「耳掃除はやらないほうがよい」と言われることがあります。でも、犬の場合も同様で、耳掃除をしなくても自浄効果でキレイな状態を保っている犬はたくさんいます。ただし、犬は外耳炎になりやすいため、病気予防のためにも、耳のケアは犬にとって大切なお手入れです。

なぜなら、犬は耳の構造が蒸れやすくなっているからです。掃除をしないままの耳を放っておくと、トラブルを起こしがちです。特に垂れ耳の犬は耳のケアを怠ると、蒸れてしまって悪臭を放つことも。

犬の耳

しかし、見える範囲に耳アカがなければ、無理に耳掃除をする必要はないでしょう。

ただし、耳の垂れた犬種や長毛種の犬などは、外耳炎をはじめとする耳の病気にかかりやすい傾向があります。そのため、耳の中のチェックは毎日欠かさず行うことが必要です。

垂れ耳が特徴的なアメリカン・コッカー・スパニエルや、耳の毛が伸びやすいミニチュア・シュナウザーなどは、とくに注意してあげたい犬種といえます。

そのため、飼い主が定期的に犬の耳の汚れ具合をチェックしてあげましょう。掃除の頻度や仕方については知っておきたいポイントがいくつかあります。順番にポイントを見ていきましょう。

犬の耳掃除のやり方は?準備するグッズ&正しい手順

犬の耳掃除で準備するグッズ

耳掃除でよく使用するグッズは、以下の3つです。耳掃除をはじめる前に、そろえておきましょう。

コットン

耳の中から浮き出た汚れを拭き取るときに使います。

イヤークリーナー

耳道の洗浄をするための液体です。

イヤーパウダー(必要な場合のみ)

軟毛を指で抜く際、毛のすべりをおさえて抜きやすくします。

犬の耳に綿棒ご家庭で犬の耳掃除をする方法はいくつかあります。耳の汚れ方は犬の体質によって大きく変わるので、どんな方法が愛犬に一番合っているか、定期的に動物病院トリミングサロンでアドバイスを受けるのがおすすめです。

 

犬の耳掃除の正しい手順

  • 耳の入り口の様子をよく確認しましょう。汚れが付着している場合は、濡らしたコットンなどでやさしく拭き取ります。
  • 耳の穴の奥にゆっくりと洗浄液(イヤークリーナー)を注ぎ込みましょう。洗浄液は、パッケージに記載された量を守ることが大切です。
  • 洗浄液を入れたら、汚れを浮き出させるために、外側から耳のつけ根をやさしくもみましょう。
  • 耳のつけ根をもみ終えたらいったん手を離し、犬が自然と頭をブルブル振るのを待ちます。
  • 犬が頭を振ると汚れが浮き出るので、浮き出た汚れと残った洗浄液をコットンで拭き取れば完了です。

犬の耳掃除の頻度の目安

犬の耳の汚れ具合には個体差があり、犬種や季節・気候などによっても、汚れ方が異なります。

そのため、週1回など、定期的に愛犬の耳の中をチェックする習慣をつけ、汚れていたら耳掃除をしてあげることが大切です。

犬の耳掃除をするときの注意点

最後に、犬の耳掃除について、注意したいポイントをおさらいしてみましょう。


犬の耳掃除はやり過ぎない

耳掃除をやり過ぎると炎症を起こすので、頻度は週に1回から月に1回程度に留めておきましょう。すでに耳に炎症がある場合は犬が痛がるので、無理に続けないようにします。


犬の耳掃除で綿棒は慎重に使う

犬の耳の構造は人間とは違い、外耳道がL字型をしています。綿棒を使う場合は、汚れを奥に押し込まないように気を付けましょう。


犬の耳の汚れ具合は季節や体調によっても変わる

耳の汚れ具合は季節や体調によっても変わります。特に肌が荒れやすい時期は耳が汚れやすくなるので、耳の様子を普段よりも気にしてあげたいもの。逆に、普段は耳が汚れない犬にとっては、耳が汚れていることが肌荒れのサインになります。


犬の耳の変化は急に起こる

外耳炎になりやすい犬は、耳の中の変化が急に起こります。朝に耳の中をチェックして「大丈夫!」と思っていても、夜に見ると真っ赤になっているというケースはよくあること。犬の体質によっては、頻繁に耳の中をチェックしてあげるとよいでしょう。

 

耳アカの色に異変を感じたらすぐ病院に行く

犬の正常な耳アカは、薄い茶色をしています。耳アカが濃い茶色や黒だと、病気にかかっているおそれがあるので、なるべくはやく動物病院で診てもらいましょう。

なお、濃い茶色や黒い耳アカを汚れと勘違いして、耳の中を拭きすぎてしまうケースも少なくありません。拭きすぎると症状を悪化させてしまうこともあるので、十分注意してください。

※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。

 

第2稿:2021年4月7日更新
初稿:2020年8月27日公開

専門家のコメント:

正しいやり方や頻度で愛犬の耳掃除をすることはもちろん、気になる症状が見られるときは獣医師に相談することも大切ですよ。

監修/白山聡子先生(獣医師)

獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。

著者プロフィール

わんクォール編集部

わんクォール編集部

カインズ・ペットメディア推進室のWanQol編集チームです。わんちゃんとオーナー...

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