うちの子もできる!はじめてのディスクドッグ【STEP.1】

うちの子もできる!はじめてのディスクドッグ【STEP.1】

病気・健康

2021年07月01日 更新 (2020年10月30日 公開)

うちの子もできる!はじめてのディスクドッグ【STEP.1】

そもそもディスクドッグとは?

フライングディスク


アメリカ発のドッグスポーツ「ディスク」

ディスクドッグはアメリカ発祥のドッグスポーツです。人が投げたディスク(フリスビー)を犬がキャッチすることで得点を獲得し、その合計点で競い合う競技で、フライングディスクと呼ばれる犬に安全な素材で作られた専用のディスクを用いて行います。

2つの競技種目「ディスタンス」と「フリースタイル」

ディスク競技には、決められた時間内でキャッチできた回数と、どのようにキャッチできたかを競う「ディスタンス」と、複数のディスクをつかって時間内にパフォーマンスを行う「フリースタイル」の2種類があります。(※)
「ディスタンス」では、一投ずつジャッジして、より長い距離でキャッチできるとポイントが高くなります。また、犬がジャンプしてディスクを空中キャッチすることで、より高いポイントを稼ぐことができます。一方のフリースタイルは、音楽に合わせて、走ったり跳んだりと、様々なパフォーマンスを行います。身体能力やコンビネーションだけでなく、演出や安全性までも採点の対象となるのが特徴です。

※参加する大会によって、ルールや出場種目に違いがあります

ディスクをする上で大切な“目的”

遊ばせてあげるのではなく、愛犬と一緒に遊んで楽しもう!

ディスクドッグはとてもかっこいいスポーツですが、まずは始めるにあたっての心構えと、目的がとても大切です。あなたは愛犬と、ディスクをどんな目的で始めますか?愛犬も初めてのことにチャレンジするわけですから、まずは飼い主さんが率先して楽しい雰囲気を作ってあげるようにしましょう。遊ばせてあげるのではなく、一緒に遊んで楽しむことが大切です!飼い主さんの楽しそうな様子を、愛犬はしっかりと見ています。堀江先生の考えるディスク練習の目的は次の通り!

愛犬との信頼関係を構築する

ディスクを通じて、人と愛犬のコミュニケーションツールとなり、よりよい信頼関係を作ることができます。

犬にとって良い刺激になる

走る!キャッチする!といった、愛犬にとってお散歩だけでは補えない適度な刺激や運動をする機会を作ることができます。

犬の問題行動軽減に役立つ

ディスクという遊びがフラストレーションのはけ口となり、問題行動も軽減されたり、普段から落ち着きを保ちやすくなります。

飼い主の声が届きやすい犬になる

オビディエンス(服従訓練)を取り入れながら遊ぶことにより、興奮状態でも飼い主の声が届きやすくなり、いざ何かあったとき、愛犬の安全を守ることが出来ます。

早速トライ!まずは興味を引き出すことから

ディスクとロープ

好きなおもちゃで興味を持たせよう!(ロープがおすすめ)

それでは早速練習に移りましょう。まずは、「逃げるものを追う」という遊びに、興味を持ってもらうことから始めます。ロープがおすすめですが、最初は音が鳴るおもちゃなど、愛犬が一番興味のあるもので始めるのでOK!そのおもちゃでワンコから逃げるように動き、追わせます。この遊びで、逃げると追いたくなる習性を生かして、興味を引き出していきましょう!

今回は100円ショップで購入したロープのおもちゃを使っています。

早速チャレンジ!

シェルティのフィール
シェルティ

今回の練習にチャレンジしてくれたのは、8ヶ月のシェットランドシープドッグ、フィール。フィールは今まさにディスクドッグの練習を始めたばかりなんだそうです!堀江さんの持っているロープを追いかけてたくさん走ります。

何より大切なのが愛犬とのアイコンタクト

とにかく、「アイコンタクトに始まりアイコンタクトに終わる」と言っても過言じゃないくらい、アイコンタクトが大切です!あくまでも飼い主さんのマインドは「しつけ」じゃなくて「一緒に遊ぶ」というつもりでやってみてくださいね。

これはNG!飼い主さんがやりがちな失敗ポイント

この時、わんちゃんの顔の前におもちゃを差し出してしまいがち。ほらくわえて!と見せても、愛犬にはおもちゃの魅力が伝わりません。追わせるつもりで動かすことを忘れないでくださいね。

パピーには絶好のチャンス!

パピーのわんちゃんにはチャンス!なんでもくわえたい気持ちが強いときに、ディスク遊びで満たしてあげましょう。パピー時は何か噛んだり、いたずらしがちでそれを止めさせたいと思ってしまいがちですが、それも才能です。その噛みたい気持ちを遊びで才能を開花させてあげるとgood!いたずらの軽減にもなりますよ。

 

▼練習動画もチェックしよう!

 

いきなりフリスビーを投げて持ってきて!ではなく、まずはわんちゃんの興味を引き出しいくことが大切なんですね。次回、STEP2では、わんちゃんの引き出した興味を次の動きにつなげていきます。ぜひ、おうちやドッグランでトライして、一緒に上達を目指しましょう!

 

練習できるドッグラン情報

ドッグランなどで練習する場合は、必ず事前にフリスビーの練習が禁止されていない場所か確認しましょう!編集部でも、関東からアクセスしやすく広いドッグランのある施設をピックアップしてみました。是非、参考にしてみてくださいね。

【わんダフルネイチャーヴィレッジ】
所在地:東京都あきる野市上代継600
Web:https://www.wnv.tokyo/
Tel:042-558-5861
注意事項:ボール、フライングディスクなどの犬用のおもちゃは、直径6cm以上のみご利用可。但し、混雑時などは事故防止のため利用できない場合あり。

【世界の名犬牧場】
所在地:群馬県前橋市富士見町石井2252-1
Web:https://www.meiken-bokujou.com/
Tel:027-288-1661
注意事項:混雑時などは事故防止のため利用できない場合あり。

【つくばわんわんランド】
所在地:茨城県つくば市大字沼田579
Web:https://wanwan-land.co.jp/
TEL:029-866-1001
注意事項:他の犬とのトラブルには十分注意すること。混雑時などは事故防止のため利用できない場合あり。平日は貸し切りになっている場合が多いため、要問い合わせ。


【山中湖ドッグリゾート Woof(ワフ)】
所在地:山梨県南都留郡山中湖村山中280
Web:http://www.dogresortwoof.jp/index.html
Tel:0555-72-8000
注意事項:他の犬とのトラブルには十分注意すること。混雑時などは事故防止のため利用できない場合あり。


なお、他のわんちゃんとのトラブルには十分注意し、混雑時やトラブルになりそうな場合はディスクやおもちゃの利用は避けましょう。

※上記の情報は2020年10月現在のものです。詳細は必ず各施設へ直接お問い合わせください。