災害時を想定して、複数の散歩コースを用意しておく
いつも通るお決まりの散歩コースにも、災害時には思わぬ危険が潜んでいる可能性があります。万が一、散歩中に地震があった場合にできる限りリスクの少ない道を選べるよう、ふだんから確実に家に帰れる散歩コースを複数用意しておきましょう。平時に「この道にはどんな危険が潜んでいるのか?」という視点で散歩コースを見ながら歩くことも、いざというときにリスクの少ない道を選ぶための材料になります。
ここが危険!散歩道に潜むリスクを知ろう
地震発生時、屋外にはさまざまなリスクが潜んでいます。安全に家にたどり着くために、散歩道に潜むリスクを知っておきましょう。
建物からの落下物
ベランダに置いてあるものや割れたガラスなどが落ちてくる危険があります。やむを得ずその道を通らなければならない場合は、可能な限り建物から離れて通行しましょう。
ガソリンスタンドや工場
ガソリンスタンドや化学薬品を扱っている工場などは、火災や爆発の危険があります。絶対に近づかないようにして、別の道を選んでください。
細い路地での車や自転車
災害時には運転者が冷静さを失い、細い路地でも猛スピードで走ってくる可能性があります。交通事故に巻き込まれないようリードは短く持って歩き、後方にはとくに注意しましょう。
立体駐車場
大きな地震が発生した場合、立体駐車場のチェーンや留め具が破損し、車が落下するおそれがあります。道沿いに設置されている簡易的な立体駐車場は特に危険ですので、近づかないようにしましょう。
絶対にリードは離さないで
散歩中に地震が発生した場合、愛犬がパニックになり走り出してしまうかもしれません。離ればなれになってしまわないよう、絶対にリードを離さないでください。非常時でも愛犬の動きをコントロールできるよう、ふだんから愛犬の性格や体力を把握しておきましょう。
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専門家の コメント:
もし散歩中に地震にあってしまったら、まずは愛犬と一緒に安全に帰宅することを最優先に行動しましょう。自宅まで距離がある場合や状況がすぐには判断できない場合は、近くの安全な場所、広場や避難所に指定されている場所などに一度避難しましょう。散歩コースにそういった場所があるか、ふだんから確認しておくことも大切です。いざというときに飼い主さんがパニックになってしまわないよう、平時からシミュレーションをしておくとよいですね。