ブルドッグの性格や特徴は?飼う際の注意点やしつけのコツ、かかりやすい病気について解説【獣医師監修】

ブルドッグの性格や特徴は?飼う際の注意点やしつけのコツ、かかりやすい病気について解説【獣医師監修】

特徴的な見た目で愛されているブルドッグ。凶暴なイメージを持たれることも多いですが、実は穏やかな性格をしています。ただ、病気になりやすいので飼う際は特に注意しましょう。今回は、ブルドッグの性格やしつけのコツ、飼う際に注意すること、かかりやすい病気などを、バーニー動物病院千林分院分院長で獣医師の堂山有里先生監修のもと解説します。

監修/堂山有里先生(獣医師)

バーニー動物病院千林分院分院長。日本獣医動物行動研究会、獣医皮膚科学会所属。ペット薬膳管理士、中医学アドバイザー。動物病院でペットの診療にあたる傍ら犬猫の手作りご飯教室や問題行動のカウンセリングを行いペットと人が幸せに暮らすお手伝いをしている。

監修者の他の記事一覧

ブルドッグの歴史やルーツは?

ブルドッグの歴史やルーツは?

 

ブルドッグの正式名称は「イングリッシュ・ブルドッグ」といい、イギリスが原産で国犬でもあります。1318世紀のイギリスでは、牛と犬を闘わせる「ブル・ベイティング」が娯楽として人気で、ブルドッグはこのために作られた犬種をルーツに持ちます。その後、動物愛護の観点からブル・ベイティングは禁止されましたが、愛好家によって特徴的な顔つきは残したまま穏やかな性格の個体が掛け合わせられました。こうして誕生したのが、家庭でも飼いやすい温和なブルドッグです。

ブルドッグの体高、体重は?

ここからは、ブルドッグのオス・メスそれぞれの平均的な体高と体重を見ていきましょう。

 

体高

体高はオスとメスであまり違いはなく、一般的に3141cmです。

 

体重

体重はオスの方が重く、平均でオスは25kg、メスは23kg程度でしょう。

ブルドッグの平均寿命は?

独特の体型から病気にかかる割合が高く、寿命は一般的に810年と短命です。

ブルドッグの被毛の特徴や毛色の種類は?

ブルドッグの被毛の特徴や毛色の種類は?

 

ブルドッグの毛にはどのような特徴があるのでしょうか? 

 

毛色の種類

ブルドッグの毛色の種類は比較的多いですが、単色のブラックや肉色、ブラックにタン・マーキング(斑)は好ましくないとされています。

 

単色カラー(ホワイト・レッド・フォーン・ファロー)

単色の毛色として、ホワイト・レッド・フォーン(金色がかった茶色)・ファロー(淡い黄色)があります。

 

ブリンドル

ベースとなるカラー(ホワイト・レッド・フォーン・ファロー)に別の色が全体的に混ざっている場合、ブリンドルという毛色になります。

 

パイボールド(パイド)

ホワイト地に1色または2色の組み合わせがあるものは、パイボールド(パイド)と呼ばれます。

 

被毛の特徴

ブルドッグの被毛は上下が2層構造になっているダブルコートです。皮膚に近いアンダーコート・体を覆うオーバーコートどちらも短くハリがあります。

 

抜け毛があまりなさそうなブルドッグですが、ダブルコートのため春と秋の換毛期には毛が抜けます。毛が短くて硬く、家具や洋服に刺さってしまうこともあるので、日頃のお手入れを丁寧に行いましょう。

ブルドッグの外見や吠え声の特徴は?

ブルドッグは見た目も吠えた姿も怖そうなイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?

 

外見

頭が大きく、顔には特徴的なシワと大きく突き出した下顎があります。体は、首から肩、前胸にかけて筋肉が盛り上がり、堂々とした逆三角形をしているのが特徴です。前脚より後ろ脚が長いので腰の位置が高く、逆三角形をさらに強調しています。

 

吠え声

そもそもあまり吠えないので、近所迷惑の心配などはないでしょう。

ブルドッグはどんな性格? オスとメスで性格の違いはあるの?

ブルドッグはどんな性格? オスとメスで性格の違いはあるの?

 

ブルドッグは、強面な見た目とは反した穏やかな性格をしています。具体的な特徴と、オスとメスの違いを見ていきましょう。

 

おっとりしている

もともとは闘犬として作られた犬種ですが、現在のブルドッグは穏やかでおっとりとした性格の犬が多くなっています。

 

愛情深い

心やさしい性格で、飼い主や同居犬に対して深い愛情を持ちます。

 

忠誠心がある

信頼している飼い主に対して、忠誠心を持って接します。

 

陽気

明るく陽気な性格で、活動的な印象があります。

 

頑固

穏やかな反面、頑固で一度決めたら譲らないという面もあります。

 

警戒心が少ない

飼い主以外の人や初めて会う犬などに対してもあまり警戒心を持たず受け入れます。

 

ブルドッグのオスとメスの性格の違いは?

オスの方が勇敢で活発なことが多いです。メスはおっとりとした性格の犬が多いでしょう。

ブルドッグとフレンチ・ブルドッグの違いは?

ブルドッグとフレンチ・ブルドッグの違いは?

 

フレンチ・ブルドッグはブルドッグを品種改良して生まれた犬種で、その名の通りフランスが原産です。

 

大きさの違い

フレンチ・ブルドッグは。ブルドッグに比べると体が小さいのが特徴です。一般的に体高はオスが2735cmでメスが2432cm、体重はオスが914kgでメスが813kgです。

 

性格の違い

ブルドッグより明るく社交的。人懐こくて好奇心旺盛です。

 

見た目の違い

ブルドッグが垂れ耳であるのに対し、フレンチブルドッグは立ち耳であることが特徴です。

ブルドッグを飼うのに向いている人は?

短頭種独特の呼吸器系や皮膚系のトラブルがあるので、毎日のケアが必須な犬種です。体表のシワのお手入れや体調管理に時間と愛情をかけられる人が向いているでしょう。また、病気になりやすいため、治療費がかさみがちです。金銭的な余裕も無視できないポイントといえるでしょう。

 

ブルドッグは初心者向きの犬?

さまざまなトラブルに対応する経験値が必要とされるので、どちらかというと初心者には向いていません。

ブルドッグの日常のお手入れで気をつけることは?

ブルドッグの日常のお手入れで気をつけたいことを見ていきましょう。

 

抜け毛が多いのでこまめにブラッシングをする

ブルドッグの被毛はダブルコートのため抜け毛が多いです。特に換毛期には大量に抜けるので、獣毛ブラシやラバーブラシなどでこまめにブラッシングを行ってください。声をかけながら優しくブラッシングをしてあげると、リラックスして気持ちよく受け入れてくれます。

 

月に2回はシャンプーをする

また、顔のシワの間には汚れが溜まりやすく、放置すると匂いの素になったり皮膚炎が起きたりします。月に2回程度は全身をシャンプーし、清潔にしてあげましょう。熱中症になりやすいのでお風呂場の温度が高くなりすぎないよう注意が必要です。

ブルドッグのしつけを始める時期やおすすめのしつけ方法は?

ブルドッグのしつけを始める時期やおすすめのしつけ方法は?

 

ここからは、ブルドッグのしつけについて詳しく見ていきましょう。

 

しつけを始める時期

生後1〜3か月は「社会化期」といって子犬が新しく出会うものや人に慣れやすい時期です。そのため、しつけを始めるにはこの時期が適切です。

 

ブルドッグは比較的警戒心が低い犬種ですが、社会化期に積極的に人や犬と触れ合ったり初めての経験をしたりすると、これからの人との生活がより楽しく不安のないものとなります。

 

おすすめのしつけ方法

生涯にわたって人による体のお手入れが必須であるため、子犬の頃から体中を触られることに抵抗がないようしつけましょう。ブルドッグは体が大きく力も強いので、本気で抵抗されると人間の力でも敵いません。小さい頃からケアは心地よいものであることを教えておく必要があります。

 

また、嫌なことは絶対に嫌というように頑固な一面があり、しつけが難しいと言われています。嫌がることを無理強いしていると全く触らせてくれなくなってしまうこともあるので、進んで受け入れてくれるように工夫してみるとよいでしょう。例えば、耳掃除が嫌いなブルドッグには、お腹が空いた状態で大好物のおやつを食べさせ、夢中になっている間にささっと耳掃除を済ませてしまうとうまくいきます。

ブルドッグの食事の注意点は?

ブルドッグは太ると関節に負荷がかかり関節炎の原因となるため、太らせないように注意してください。独特のがっちりした体型から、太っているのか痩せているのかが判断しづらいかと思いますが、犬が立った状態で横から触ってみて、あばら骨に触れることができなければ肥満です。もし、自分の愛犬が太っているのかどうかわからなければ動物病院で判断してもらいましょう。

 

ドッグフードは「総合栄養食」と記載のあるものを選び、体重に合わせて与えます。太っている場合は現在の体重ではなく理想体重に向けて食事量を調整しましょう。

ブルドッグにおすすめの遊びは?

ブルドッグにおすすめの遊びは?

 

たくさんの運動を要求する犬種ではありませんが、頭を使ったり、走り回ったりせずに遊べる遊びはとても喜びます。無理なくできる遊びを選んで楽しませてあげましょう。

 

おやつ探し

家の中のいろいろな場所におやつを置いて探させる遊びです。お留守番の前に隠しておき、飼い主がいない間に探すように指示すると、お留守番が好きになってくれるのでおすすめです。ノーズワークマットを使用するのもよいでしょう。

 

かくれんぼ

飼い主が家の中で隠れて犬に探させる遊びで、暑さに弱いブルドッグにおすすめです。激しく運動をするわけではありませんが、聴覚や嗅覚を活用することで脳に刺激が与えられ、適度な疲労感が生まれます。最初は簡単な場所から始め、犬が飼い主を見つけたら大袈裟に褒めてあげましょう。次第に探すことが楽しくなり、難しい場所でも頑張って探すようになります。

 

引っ張り合いっこ

ひもやロープなどのおもちゃのはじを持ち合う引っ張り合いっこは、大好きな飼い主と室内で一緒に遊べるのでおすすめです。ブルドッグは、良質な筋肉を保つことができる程度の運動をさせると健康的に過ごせます。

 

ボール投げ

ボールを投げて持って来させる遊びはブルドッグの好きな遊びの一つです。「もってこい」と号令をかけ、投げたボールを飼い主のもとに持ってきたら褒めてまた投げるのを繰り返すと、喜んで取りに行くようになります。あまり長距離を走らせすぎると呼吸が苦しくなったり過度に疲れてしまったりするので、遠くに投げすぎず、適度に休憩を入れながら行ってください。

ブルドッグを散歩させる際に気をつけることは?

ブルドッグを散歩させる際は、以下のポイントに注意しましょう。

 

時間・頻度

1日2回1520分程度、歩くスピードや歩き方などをよく観察し、無理のない範囲で歩かせてください。

 

散歩させる際の注意点

短頭種の犬が快適に過ごせる温度は2024℃、湿度は50%以下です。梅雨の時期は湿度が高いので、外気温がそれほど高くなくても熱中症になる危険性があります。

 

また、関節の関係上、ブルドッグはあまり長距離を歩くのに適していません。楽しそうにしていても15分程度で切り上げるようにすると決めておくと安心です。

ブルドッグがかかりやすい病気は?

ブルドッグがかかりやすい病気は?

 

ここからは、ブルドッグがかかりやすい病気を見ていきましょう。独特な体型をしているため、関節や呼吸器系のトラブルが多いです。

 

短頭種気道症候群

ブルドッグに最も多い疾患で、マズル(口周りから鼻先にかけての部分)が短く、丸い頭、短くて太い首をもつ短頭種に特有の閉塞性気道障害の総称です。

 

鼻から気管を含む上部気道に鼻腔狭窄や扁桃の腫大、軟口蓋過長、気管低形成など、複数の病気を発症しやすい傾向があり、これらをまとめて短頭種症候群と呼びます。症状としてはいびき、運動不耐性、呼吸困難などの呼吸器症状、咳・えずき、消化器症状、チアノーゼ、失神・虚脱、体温上昇、肺炎、肺水腫や不整脈などで、重症化すると死に至る疾患です。

 

予防法は太らせないこと、激しい運動を避けることなどですが、持って生まれた体格に左右されます。特に鼻腔が狭い個体や軟口蓋過長が重度であれば、若いうちに外科手術を受けることもあります。

 

眼瞼外反症・内反症

外反症は主に下瞼が外側にめくれた状態で、内反症は内側にめくれた状態をいいます。瞼がめくれるせいで、角膜や結膜に炎症が起きたり細菌感染で目やにが出たり痛がったりします。

 

軽度であれば目薬などで炎症や感染を抑える保存療法を、重度であれば外科手術を行います。

 

乾性角結膜炎

涙の量が極端に少なくなって、角膜や結膜が乾燥し炎症が起きる疾患です。涙が少なくなるので角膜に傷が入りやすく、目やにが出たり、赤く充血したりします。点眼により目の表面の角膜を保護したり、炎症を抑えたりします。

 

第三眼瞼腺脱出(チェリーアイ)

眼の内側にある第三眼瞼腺の根本が緩んで飛び出してきてしまう疾患で、目頭に飛び出した赤いものがさくらんぼに似ていることから「チェリーアイ」と呼ばれるようになりました。第三眼瞼は下瞼の内側にあり、普段は目頭に隠れて見えませんが、涙を分泌したり、眼球を保護したりする役割があります。多くは先天性で、発症するのはほとんどが1歳未満の子犬ですが、なかには外傷などで発症することもあります。

 

軽度であれば点眼薬をさして炎症を抑え、綿棒などで飛び出した第三眼瞼腺を押し込んで様子を見ますが、重度であれば外科手術が必要です。遺伝的な疾患であるため予防は難しいでしょう。

 

口蓋裂

口の中の上部にある「口蓋」は、口内と鼻の穴の空間を隔てる壁です。母犬のお腹の中にいる段階で形成されますが、この穴がうまく塞がらず空いたままで生まれてくることもあり、この状態を「口蓋裂」といいます。先天的な原因でなることがほとんどですが、落下事故や交通事故などで後天的になることもあるでしょう。穴が空いているせいで食べたり飲んだりしたものが鼻から出てきてしまうので、外科手術で穴を塞ぎます。

 

歯肉炎

歯肉炎は主に歯周病が原因で起こります。歯周病になると、歯や歯の周囲に細菌が増えて歯茎が腫れたり、歯や顎の骨を溶かしたりします。ブルドッグなどの歯並びが悪い短頭種は、食べかすが残りやすかったり歯磨きが隅々まで行えなかったりして歯周病になるリスクが高いです。放置していると歯茎が赤く腫れて痛みが発生し、重度になると歯がぐらぐらして自然に抜け落ちることもあります。きちんと歯を磨いて予防しましょう。

 

無麻酔で歯の表面の見える部分だけ歯垢や歯石をとる無麻酔処置では、歯肉の中に隠れているプラーク(細菌の塊)や歯垢を取り除くことができず、歯周病の治療としては十分ではありません。歯肉炎が起きている場合は、軽度であれば飲み薬や塗り薬などで治療できますが、レントゲン撮影やCT撮影で歯根部の状態を確認し、プラークの除去や抜歯を行う処置が必要なこともあります。

 

原発性脳腫瘍

脳に腫瘍ができたもののうち、最初に腫瘍ができた場所が脳であるものを原発性脳腫瘍といいます。脳腫瘍は、脳神経や脳を包む膜を作る細胞が腫瘍化して起こります。原因は解明されていませんが、高齢になってから発生することが多く、症状としてはぐるぐる同じ方向に回るようになる、真っ直ぐ歩けない、目が見えない、頭を壁に押し付けるような動作をするなどが見られます。腫瘍が小さいうちはこれといった症状が出ないことも少なくないため、発見が遅れる傾向があるでしょう。

 

治療法は、外科手術や放射線療法で腫瘍そのものを叩く治療と、腫瘍があることによって起こるさまざまな症状を軽減する治療があります。腫瘍ができている場所や犬の年齢、体調、ご家族の希望などを考慮し、慎重に治療法が決定されます。

 

膿皮症

皮膚の表面にある毛穴で細菌が異常に増え、毛穴の炎症が起きる皮膚疾患のことです。毛穴で炎症が起きるため、毛が抜け赤くなったり、カサブタができたりします。痒みが出るので、後ろ足で引っ掻いたり口で噛んで皮膚を傷つけたりすることもあります。

 

治療する際は、細菌を抑える薬を飲んだり、皮膚を清潔に保てるよう専用の薬用シャンプーで洗ったりします。日頃から定期的に、トリミングサロンや家庭のお風呂で清潔な皮膚を保ち、保湿をしっかり行うことが予防になるでしょう。

 

心室中隔欠損症

生まれつき心臓の右側と左側を隔てている壁(中隔)に穴が空いている病気です。穴が小さければ症状はありませんが、大きな穴が空いている場合はチアノーゼや呼吸困難などの症状が見られます。遺伝性の病気ですので予防はできませんが、早期に発見し穴を埋める治療することが大切です。

 

膝蓋骨脱臼

膝のお皿と呼ばれる膝蓋骨が横にずれて外れてしまう状態です。原因は、生まれつきお皿がはまる溝が浅い遺伝性のものと、怪我や生活習慣の影響で外れやすくなる後天性のものがあります。軽度であれば痛み止めなどを飲みながら様子を見る保存療法が行われ、症状が重度であれば外科手術の対象となります。

 

股関節形成不全

骨盤と太ももの骨が結合する股関節に形の異常があり、痛みや歩行困難の症状が出ることです。軽度であれば無症状ですが、重度になるにつれ痛みが出てくるので、歩くときに痛い方の足に体重をかけないように歩いたり、上手く座れないようになったりします。

 

多くは先天性のものなので予防法はありませんが、早期に発見できた場合は痛み止めやレーザー治療などで症状を和らげる保存療法が行われます。形態異常が進行して重度の形成不全になった場合は、手術により人工関節を入れる方法が取られることもあるでしょう。

 

尿石症(シスチン)

尿石症は膀胱、腎臓、尿道などの尿路に結石ができる疾患です。ブルドッグは尿酸塩結石やシスチン結石ができやすく、結石ができると血尿が出たり頻尿になったり、重度になると結石が尿道に詰まっておしっこが出せなくなることもあります。おしっこが出せないと体内の老廃物を排泄することができず命の危険につながるため、何度もトイレに行くのにおしっこが出ない、おしっこをするときに痛がるなど、いつもと違う様子が見られたら動物病院で検査を受けてください。尿石ができる原因は、遺伝的な代謝異常のほか、食事内容や飲水量の低下、細菌感染など、複数の要因が考えられます。結石のタイプやできている位置などにより、保存療法または外科手術どちらを行うかが決定されます。

 

熱中症

ブルドッグなどの短頭種は体温調節が苦手なため、熱中症になりやすいです。外気温がさほど暑くなくても高体温になることがあるので、日頃から様子をよく観察する習慣をつけてください。息が荒くなったり、舌の色が悪くなっていたりしたら体を触って確認し、もし熱くなっていたら熱を下げるよう冷房をつけたり保冷剤で冷やしたりして休息させてください。

 

難産

ブルドッグは特に頭が大きくなるよう改良されたため、出産時に子どもが母犬の骨盤を通ることができません。ブルドッグの出産は自然分娩ではなく帝王切開で行われるのが一般的です。

ブルドッグを飼う上で気をつけることは?

ブルドッグは、他の犬種に比べて健康面での注意が特に必要です。気をつけるべきポイントを見ていきましょう。

 

熱中症対策

短頭種のため体温調節が苦手で、人間にとっては平気でいられる温度や湿度でも熱中症になる可能性があります。ブルドッグがいる環境の温度や湿度には常に気を配り、暑くて湿度が高ければ夏でなくても冷房をかけてください。常に犬の様子をよく観察し、息が荒い・体が熱いなどの症状が出ていないかに気を配りましょう。

 

皮膚トラブルのケア

皮膚のシワの間は汚れが溜まりやすく、放置していると皮膚炎の原因となります。食後や散歩の後などにこまめに拭く・月に2回程度お風呂に入れるなど、皮膚を清潔に保つケアが必要です。

 

床の滑り止め

品種改良によってもたらされた独特のアンバランスな体型が特徴ですが、股関節などに先天的な関節疾患を持っていたり、脊椎に変形を持っていたりすることがあります。床が滑りやすいと関節に無理な負荷がかかってしまい関節炎が進行しやすくなるため、床にはカーペットを敷く・滑り止め加工をするなどして、滑りにくくすることを心がけることが重要です。


※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。

この記事に関連するキーワード

フレンチブルドッグの性格や特徴は?飼い方のコツや寿命、歴史などを解説【獣医師監修】