利口な犬種、ミニチュア・シュナウザー。性格や外見の特徴、かかりやすい病気などを解説します。
ミニチュア・シュナウザーの性格や外見の特徴
口まわりの立派なひげが特徴的なミニチュア・シュナウザーは、ドイツ生まれの犬種。昔はネズミ駆除を目的として飼育されていたからか、とても活発で賢く、人の言うことをよく聞きます。陽気な面もあるため、最良の家庭犬といわれることもあるようです。
ミニチュア・シュナウザーは、グレーベースに白が混じるソルト&ペッパーというカラーが一般的。ほかにも、ブラック&シルバー、ホワイト、ブラックなどがあります。
ミニチュア・シュナウザーをしつけるときのコツ
ミニチュア・シュナウザーは小型犬ですが、体格の割に食欲旺盛なので、拾い食いなどによる誤飲・誤食トラブルが多いといわれています。
これを防止するために役立つコマンドが、口にくわえているものを飼い主さんに渡す「ちょうだい」。「ちょうだい」と言いながら、口にくわえているものとおやつを交換するトレーニングを繰り返して、はやめに覚えさせましょう。
ミニチュア・シュナウザーがかかりやすい病気
ミニチュア・シュナウザーは、遺伝的に中性脂肪が高くなる「高脂血症」になりやすい犬種です。人とは違い、高脂血症によって心・血管系の病気にかかることは少ないですが、肝・胆道系や膵臓(すいぞう)の病気にかかりやすい傾向があります。動物病院での定期健診は欠かさずに行いましょう。
また、皮膚病の一種である「膿皮症(のうひしょう)」にもなりやすいとされています。こまめに皮膚をチェックして、赤み・黒ずみ・かゆみなどの異常が見られたら、すぐに動物病院で診てもらってください。
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専門家のコメント
賢くて元気なミニチュア・シュナウザー。体力がありアクティブな遊びにも向いているため、さまざまな楽しみを体験させてあげるといいでしょう。
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監修/白山聡子先生(獣医師)
獣医師資格取得後、小動物臨床経験6年。主に犬猫の臨床に携わる。現在は子育てをしながら、愛猫と暮らしている。