犬に好かれる人、嫌われる人の行動と特徴は?それぞれのポイントを解説【獣医師監修】

犬に好かれる人、嫌われる人の行動と特徴は?それぞれのポイントを解説【獣医師監修】

愛情を込めてお世話をしているのになぜか犬に好かれない、お散歩中に出会うお友達の犬に近づいてもらえないという人がいる一方で、不思議と犬に好かれる人もいます。犬好きならば、多くの犬から好かれたいものですよね。今回は、犬に好かれる人、嫌われてしまう人の行動や特徴を、chicoどうぶつ診療所の所長である林美彩先生に解説していただきます。

犬に好かれる人の特徴とは?

犬に好かれる人、嫌われる人の行動と特徴は?それぞれのポイントを解説【獣医師監修】犬に好かれる人にはいくつかの特徴があり、こちらが良かれと思ってやっている行動も犬からしたら嫌われる原因になるということも。以下の特徴を押さえておくと、犬とよりよいコミュニケーションをとれる人になることができるかもしれません。


適度に距離を保つ人

突然触ったり近づいてきたりすると、犬は警戒心の強いのでびっくりしてしまいます。犬の方から近づいてくるのを待てる人のほうが、安心感を与えることができます。

遊び上手な人

犬は一緒に遊んでもらうのが大好きです。一緒に楽しく遊んでくれる人は当然ですが、好まれる傾向にあります。


しつこくない人

犬は自分の時間を大切にします。そのため、いくら元気な犬でも、可愛さに興奮して延々と構ってくる人は苦手です。犬の気持ちを考えて、適度にかまってくれる人の方が好かれます。

大声を出さず、穏やかで優しい声の人

犬は相手の感情を敏感に読み取るため、口調やトーンが穏やかな人に安心感を覚えます。また、テンションが高い状態を嫌う傾向にあるため、落ち着いた雰囲気の人を好みます。

怖がっていたり、嫌がっていたりするサインを見落とさない人

繊細な感覚を持つ犬と接するうえで大切なのは、怖がっていたり、嫌がっていたりする様子を無視しないことです。犬と適度な距離感を保ちながら、今はOKなのかNGなのかを見極めて接することができる人が信頼を得ることができます。

下から撫でてくれる人

ついつい頭を触ってしまいがちですが、犬にとって頭は非常に大事な部分であり、信頼できる人以外には触られたくない場所です。頭ではなく、視界に入る場所を撫でてあげることで安心感を与えることができます。


初対面で目を見つめない人

正面から見つめると、犬は威嚇や敵対行為として受け取ります。なので、あまり正面から凝視することはおすすめできません。


スキンシップにメリハリがある人

突然激しく触ることは犬にとってのストレスになります。気分で急に触れて驚かせるのではなく、まずは徐々に遊びに誘ってみるサインを送りましょう。犬の状態を見ながら少しずつ穏やかなスキンシップを取ることができる人が好かれます。また、スキンシップの始めと終わりを伝えてあげることも効果的です。


自分の気持ちより、犬の気持ちを優先する

人間同士でも、相手の気持ちを汲み取れる人が好かれるように、犬も気持ちを察してくれる人を好みます。犬にもきちんと感情と意思があるということを常に意識しましょう。

犬から嫌われてしまう接し方とは?

犬に好かれる人、嫌われる人の行動と特徴は?それぞれのポイントを解説【獣医師監修】気持ちを考えずに自分本位で接してくる人は、人間同様に犬も苦手です。どのような行動が嫌われてしまうのかを念頭に置きながらコミュニケーションをとることが重要になります。犬に嫌われてしまう接し方を以下にまとめましたので、参考にしてください。


急に撫でたり、触ったりする

いきなりスキンシップをするのは、犬はびっくりしてしまいます。距離感をしっかりと測り、徐々に距離を縮めていくように意識をしてみると良いかもしれません。

触って欲しくない場所に触れてしまう

足先や口先、尻尾などの体の先端部分は非常に感覚が鋭敏になっている部分なので、いきなり触れてしまうと犬を驚かせてしまうことになります。また、マズルも信頼できる人にしか触らせません。まずは、首回りや耳の付け根など犬が触られて喜ぶ場所を触れて、信頼関係を少しずつ築いていくことが重要です。

初対面で正面から見つめる

前述しましたが、犬は正面から見つめると、威嚇・敵対行為ととります。なので、ファーストコンタクトの際は目を逸らしてあげることが重要です。そうすることで敵意がないことをアピールすることができます。そして、しゃがんで姿勢を低くして犬の方から近づいてくるのを待ってあげるようにしましょう。

大きな音や声を出す

犬は大きな雷の音などが非常に苦手です。空気の振動や揺れにも敏感なので、コミュニケーションをとる際も大きな音や声を出すのはNGです。穏やかに接するようにしましょう。

犬に好かれる人になるためにできる行動とは?

犬に好かれる人、嫌われる人の行動と特徴は?それぞれのポイントを解説【獣医師監修】犬に好かれるには、はじめが非常に肝心です。恐怖感を与えないというポイントを押さえつつ、以下のことにも気をつけて接してみてください。


穏やかなコミュニケーションをとる

目の前の犬があまりに可愛くて大声を出して急に抱きしめてしまった経験はありませんか?そうしたい気持ちはわかりますが、驚かせてしまうことになるので、ぐっとこらえて犬の様子を観察しつつ、あちらから近づいてきてくれるのを待ってあげましょう。

自分の匂いを覚えてもらう

犬にとって、匂いを嗅ぎ合うことは、自己紹介になります。自分の匂いを犬に認識してもらいつつ、少しずつ距離を縮めていきましょう。犬の方から近づいてきたら、握りこぶしを作り、顎より下へゆっくり差し出します。この時に手のひらを見せると怖がってしまう場合もあるので、手の甲を嗅がせるようにするといいでしょう。犬が手に触れてくれたら、優しく声をかけてあげましょう。


おやつを与える

美味しいものをくれる人は、優しい人を感じて、恐怖感がなくなります。そのため、犬と仲良くなるには、その犬が好きなおやつをあげるのがオススメです。ただし、犬によっては食べてはいけないものもありますので、他のおうちの犬などとコミュニケーションをとる際は必ず飼い主さんに許可をとってから、おやつをあげるようにしてください。


※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。

専門家のコメント

犬から好かれる人は、人から好かれる人と共通点があるかもしれません。自分勝手に感情を押し付けるのではなく、相手の気持ちをちゃんと汲み取りながら近づき、コミュニケーションをとってくれる人が好かれます。こうした行動は犬を穏やかな気持ちにさせますので、毎日犬と接している飼い主は特に意識してもらうといいかもしれません。

監修/林美彩先生(獣医師)

chicoどうぶつ診療所所長。大学卒業後、動物病院やサプリメント会社勤務を経て、体に優しい治療法や家庭でできるケアを広めるため、2018年に往診・カウンセリング専門動物病院「chicoどうぶつ診療所」を開設。著書に「獣医師が考案した長生き犬ごはん」(世界文化社)。

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著者プロフィール

わんクォール編集部

わんクォール編集部

カインズ・ペットメディア推進室のWanQol編集チームです。わんちゃんとオーナー...

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