犬にも筋トレが必要?筋肉をつける最適な方法を運動・食事の両面で解説【獣医師監修】

犬にも筋トレが必要?筋肉をつける最適な方法を運動・食事の両面で解説【獣医師監修】

人間にとって、健康を保つために適度な運動やトレーニングによって筋肉を鍛えることは効果的ですが、犬の健康にとって筋肉をつけることはどれくらい重要なことなのでしょうか。愛犬の運動量が足りているのか、運動だけでなく食事面で気を付けるポイントはあるのかなど疑問はつきません。そこで今回は、海動物病院鈴木佐弥香先生に教えていただいた、犬が筋肉をつけることの重要性やその理由に加え、筋肉の鍛え方などについて解説していきます。

散歩だけでは犬の運動は不十分?

毎日散歩をしていれば犬の運動は十分だと思ってしまいがちですが、普段の散歩でアスファルト舗装された平坦な道ばかり歩いている犬は、足を高く上げたり踏ん張ったりすることがないので、後ろ足の筋肉が弱くなりがちです。後ろ足にも力が入るような散歩コースの工夫や、プラスアルファのトレーニングなどを取り入れて体力や筋力を養ってあげることが大切なのです。

 

体のバランスが崩れると寝たきりになるリスクも!?

犬は普通に立っている状態だと、頭を支えるため前足に約7割、後ろ足に残りの約3割の体重がかかっています。四足のバランスが崩れて後ろ足の筋肉が弱くなり、前足ばかりに負担がかかるようになると、シニア犬になってから寝たきりになるリスクが高まります。

 

犬の筋肉を鍛える必要はある?

座る犬

そもそも、意識的に犬の筋肉を鍛える必要があるのでしょうか。筋肉とはどのような役割を担う組織なのかということに触れつつ、犬の筋トレの必要性について解説していきます。

 

筋肉を鍛えることは長生きの秘訣

体を元気に動かせるうちにしっかりと運動をさせ、筋肉を鍛えることは、犬が健康に長生きするための基礎体力づくりにつながります。筋肉は基礎代謝を高めてくれるため、肥満の予防につながり、肥満が原因となる糖尿病なども防いでくれます。体力や筋力の衰えからくる老化の進行を遅らせ、寝たきりになるリスクも軽減できます。

 

筋肉とはどんな働きをする組織?

筋肉は、たくさんの筋維質が集まってできた運動器官のこと。体を動かすことはもちろん、関節を固定したり、心臓から血液を全身に送り出すポンプの役割も果たしています。「筋肉を鍛える」というとき、その対象になるのは遅筋速筋と呼ばれる筋肉です。

 

遅筋(赤筋)

長時間収縮を維持することができるので持久力がありますが、瞬間的な力を発揮するのには向いていません。散歩など日常の運動によって鍛えることができます。

 

速筋(白筋)

瞬間的に大きな力を出すことに長けた筋肉で、長時間収縮を維持することができないため持久力はありません。負荷の強いトレーニングによって鍛えることができます。

 

犬の筋肉や体のつくりの特徴は?

さらに詳しく、犬の筋肉や体の特徴について見ていきましょう。

 

犬の体のつくりの特徴

最も大きな特徴は、四足歩行であるということです。脊柱はアーチ状で、骨盤は縦に長い板状、肩甲骨と上腕骨をつなぐ筋肉や靭帯が強靭にできているため、前足は前後に動かすことしかできません。人間の場合、体全体の骨の量が成人で206個ですが、犬は平均して320個前後といわれており、骨格が細かいため、脱臼や骨折になりやすい構造になっています。

 

犬の筋肉の特徴

四足歩行の動物は、常に腕立て伏せをしているような状態のため、腕周りの筋肉が発達しています。また、胸骨と上腕骨をつなぐ胸筋や、肩甲骨から肘にかけて走っている上腕三頭筋が非常に発達しています。

 

骨格筋、心筋、平滑筋の役割について

犬の筋肉は骨格筋心筋平滑筋3つに分けられます。それぞれ以下のような特徴があります。

 

骨格筋

自らの意思で動かすことができる随意筋で、骨格を動かす筋肉のこと。筋繊維の違いによって、先に挙げた速筋と遅筋に分けられます。

 

心筋

心臓の収縮機能をつかさどっている、心臓だけに存在する筋肉。自分の意思で動かすことのできない不随意筋で、絶えず収縮運動を繰り返しています。

 

平滑筋

心筋と同じく自分の意思で動かすことのできない不随意筋。内臓(心臓を除く)や血管壁に分布しています。

 

理想の体のバランス

犬の体のバランスは、前足3040%、後足6070%の重心が理想的とされています。しかし、多くの犬が前重心になってしまっているので、後ろ足に体重をかける訓練をすることが大切になります。

 

また、犬の体型については、BCS(ボディ・コンディション・スコア)と呼ばれる5段階の指標が参考になります。3が理想の体型で、1~2は痩せ気味、4~5は太り過ぎです。理想とされるBCSの3は、「過剰な脂肪の沈着なしに、肋骨が触れる。上から見て肋骨の後ろに腰のくびれが見られる。横から見て腹部の吊り上がりが見られる。」と定義されています。

犬の筋肉が多いことのメリットは?

筋肉がある犬

筋肉量が多いことは、犬にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。考えられるメリットを見ていきましょう。

 

老化のスピードを遅らせる

筋肉量が十分ではないと、歳を重ねて筋力が衰え始めたときに、動くことがどんどん億劫になり、お散歩にも行きたがらなくなってしまいます。きちんと筋肉がついていれば、散歩で外の匂いを嗅いだり、他の犬との出会いなどによって楽しい刺激を受けることができたり、認知症などの老化予防にも役立ちます。

 

肥満防止

しっかりと筋肉をつけると基礎代謝が上がるので、肥満や糖尿病予防に効果的です。

 

関節炎や神経疾患の予防

関節炎や椎間板ヘルニアなどの神経疾患は遺伝的要因もありますが、肥満やジャンプなどで関節や椎間板に負荷がかかり過ぎてしまうことで起こることもあります。日頃から筋肉をつけていれば、関節や脊椎への無理な負荷を減らすことにつながります。

 

寝たきり予防

シニア犬になったときに筋肉をつけておかないと、動くことが億劫になり、ますます筋力が落ちてしまいます。そうすると、最終的に寝たきり状態になってしまうことも。筋力が落ち始める前に、きちんと筋肉を鍛えておくことが大切です。

 

おもらし予防

尿道括約筋(にょうどうかつやくきん)の機能が弱いとおもらしの原因になります。子犬がおもらしをしやすいのはこの筋肉の発達が十分ではないため。筋力が衰えてしまうシニア犬の場合は、この泌尿器系周りの筋肉をしっかりと鍛えておくことがおもらしの予防につながります。

 

自力で食事ができる体が保てる

日頃から筋肉をしっかりと鍛えて使っていれば自然とお腹が空くので、食欲不振に陥ることを防げます。自ら食事ができる体を維持することは、健康に生きていくためには欠かせません。

犬の筋肉が少ないとどんなリスクがあるの?

 

反対に、筋肉が少ないことで考えられるリスクについても見ていきましょう。

 

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)

骨・関節・筋肉・靭帯など運動器に何かしらの障害があることをロコモティブシンドロームと呼びます。先天性のものや神経疾患によるものもありますが、老化もその一因として挙げられます。老化によって筋力が低下し始めたときに、筋肉がしっかりとついていないとロコモティブシンドロームになる時期が早まり、寝たきりになる可能性も高まります。

 

病気にかかりやすくなる

きちんと筋肉が鍛えられていないと、関節炎や椎間板ヘルニアなどの運動器系の疾患や肥満による糖尿病などにかかりやすくなります。

 

体力がなくなる

筋肉が少ないと基礎代謝が落ちることで体力もなくなり、老化現象や体を動かせなくなるスピードも早まります。

 

太りやすくなる

筋肉をつけてきちんと運動することによって活動時のエネルギー消費量が増えますが、筋肉が少ないと基礎代謝が落ち、肥満のリスクが高まります。

 

怪我をしやすくなる

十分な筋肉がないと体を支え、バランスを取る力が落ちてしまいます。思わぬ怪我を招き、本来であれば軽症で済むような怪我でも脱臼や骨折につながる恐れがあります。

 

筋肉不足になりやすい犬種や成長ステージは?

散歩する犬

筋肉が不足しやすい犬にはいくつか特徴があります。次の条件に当てはまる場合は特に注意しましょう。

 

散歩嫌いな犬

散歩に行かない犬は、ほかの運動でまかなっていない限り、筋肉不足になってしまいます。散歩を嫌がる犬の中には、散歩中に怖い体験をしたり、首輪やハーネスが体に合っておらず不快感を感じたりしているケースも見られます。散歩を楽しいと感じてもらえるようにご褒美の用意や、首輪やハーネスを見直すなどの対策をしてみるとよいでしょう。

 

運動器に異常がある場合

運動器とは、筋肉や骨、関節、神経などの総称のこと。人間や犬は、この運動器が連携して働くことで体を動かすことができます。しかし、遺伝的要因や後天的要因で運動器に何かしらの異常がある場合には、散歩に行きたがらないことがあります。そうした可能性があるときは、無理して運動をさせるのではなく、まずはどこの部位に異常があるのかを動物病院で診てもらうことが大切です。動いても問題ないようであれば、リハビリなどのトレーニングをしてあげると良いでしょう。

 

シニア犬

加齢に伴い、筋力はどんどん落ちていきますが、これは老化に伴う自然現象のため、ある程度はしかたがありません。しかし、そこで運動をやめてしまうとさらに筋力が落ち、筋肉不足に拍車をかけることになるので、シニア犬になってからも無理のない範囲で体を動かすことが大切です。

犬の筋肉を鍛え始めるおすすめのタイミングは?

成長期が終わっていない子犬、特に成長板(骨が成長する部分)がまだ閉じていない子犬は、骨が柔らかく骨折しやすい上、無理に筋肉を鍛えることで正常な成長を妨げてしまうことも考えられます。成長期が終わるまでは通常の散歩による運動のみとし、それ以上の筋肉のトレーニングは、成長期を過ぎてからの方が安全です。なお、生後35か月の時期は小型犬・大型犬問わず急速に成長する時期です。成長板が閉じるのは犬のサイズにもよりますが、924か月齢が目安になります。

犬の筋肉はどの部位を鍛えると良い?

具体的に、犬の筋肉はどの部位を鍛えるべきなのでしょうか。おすすめの部位と、鍛えることでどんなメリットがあるのかを見ていきましょう。

 

広背筋

広背筋は背中に広く分布しており、前足を体幹と結びつけているよく発達した筋肉です。前足を後ろに蹴り上げる時などに使われるので、広背筋を鍛えることでしっかりとした前足の動きをもたらします。

 

前後ろ足

前足ではお手をする時に収縮する上腕二頭筋や、よく発達した上腕三頭筋を、後ろ足では人の太ももに相当する大腿四頭筋を鍛えてあげると良いです。これらの筋肉が衰えると前後のバランスが崩れてしまいます。もともと犬は前足に重心が偏りがちなので、後ろ足を特に意識して鍛えることが大切です。

 

体幹

体幹を鍛えることで全身のバランスが安定します。どこかに過剰な負荷がかかることを防いでくれるほか、基礎代謝を上げ、血液やリンパの流れもよくなるので、むくみやコリの解消などにもつながります。

 

中臀筋(ちゅうでんきん)

中臀筋はお尻にある筋肉で、股関節の伸展や後ろ足の動きに関わっています。犬は重心がかかりにくい後ろ足のほうが衰えやすく、中殿筋が後ろ足を支えられなくなると立てなくなってしまうこともあるため、しっかりと鍛えた方が良い筋肉です。

 

板状筋

板状筋とは後頭部から首にかけて走っている筋肉です。脊椎に沿って走る頚棘筋(けいきょくきん)などとともに頭を支えたり動かしたりする時に使います。シニア犬になるとだんだん首が下がってくるのはこれらの筋肉が衰えてしまうから。衰えると、ご飯を食べる際に頭を下げることも辛くなってきます。

 

犬の筋肉の鍛え方は?

犬の下のマット

ここからは、犬の筋肉の鍛え方について具体的にご紹介していきます。

 

まずは事前準備をしよう

―体を温める

運動前にストレッチをさせたり、関節を蒸しタオルなどで温めてあげることによって、関節の動きがなめらかになったり、血行がよくなります。

 

―マットやカーペットをひく

床が滑りやすいと、関節などを痛めてしまうことがあるので、滑らないようにしっかりとマットやカーペットを敷いてあげましょう。

 

―運動時間を決める

トレーニングの時間が長いと体に負担がかかりすぎたり、犬が飽きてトレーニングに対して嫌なイメージを持ってしまったりすることがあります。犬種や年齢にもよりますが、あらかじめ無理のない範囲で運動する時間を決めておくとよいでしょう。途中で休憩を挟んであげることも忘れずに。

 

犬の筋肉の鍛え方:四肢や腰回りの筋肉を鍛える運動

前足を鍛えるには、「伏せ」の状態から、ゆっくりと「お座り」させる動作を繰り返す動きが効果的です。後ろ足は、「お座り」からゆっくりと立つ動作を繰り返すことで鍛えられます。どちらもおやつなどを使って誘導してあげると良いでしょう。また、「お手」を繰り返すことは四肢や腰回りの筋肉を鍛えることにつながります。

 

犬の筋肉の鍛え方:首回りの筋肉を鍛える方法

名前を呼んだり、おやつやおもちゃを使ったりして首を上下左右に動かすよう誘導してあげると首回りの筋肉を鍛えられます。素早く動かすのではなく、ゆっくりと動かすよう誘導することが大切です。

 

犬の筋肉の鍛え方:広背筋を鍛える方法

犬の首より少し低いくらいの位置に突っ張り棒などを設置し、その下をくぐらせてみましょう。簡単にできてしまうようであれば、少しずつ位置を下げていきます。突っ張り棒の設置が難しい場合は、飼い主が座って膝を立て、その下をくぐらせてあげても良いでしょう。おやつなどで誘導してあげると犬も楽しみながら行えます。また、大型犬でなければお風呂で犬かきをさせてあげるのも効果的。前足を後ろに引く力で広背筋を鍛えられます。きちんとライフジャケットを着せて、時間は10分以内に留めましょう。

 

犬の筋肉の鍛え方:体幹を鍛える方法

バランスボールの上に乗せてバランスを取らせることで、普段なかなか使うことのない体幹の筋肉を鍛えられます。その際、落下による怪我には十分注意し、手を添えてサポートしてあげましょう。

 

バランスボールがない場合は次の動きも効果的。前足・後ろ足1本ずつ順に、肘・膝から下を持ち上げて5秒キープし、これを左右交互に繰り返します。終わったら今度は、四肢を対角線上に2本(右前足と左後ろ足or左前足と右後ろ足)持ち上げて5秒キープします。

普段の散歩で犬の筋肉を鍛えるには?

普段の散歩では、次の2つのポイントを意識してコースを選ぶことで効率的に筋肉を鍛えることができます。

 

平地だけでなく、坂道も散歩させる

トレーニングをするには、散歩のコース選びがひとつの鍵になります。舗装された平坦な道路だけでなく、普段の散歩コースに坂道を加えたり、芝生の上を歩かせたりすると、後ろ足にもきちんと力が入り、運動量が上がります。

 

歩く場所を変えてみる

近くに砂浜があるならば絶好のチャンスです。砂は負荷がかかると沈むので、きちんと足を上げて歩くことにつながります。砂利道やウッドチップは舗装道路より筋肉を使いますが、尖った砂利やチップで肉球を傷つけてしまうこともあるので気をつけましょう。また、室内でも座布団やクッションで凹凸を作り、その上に毛布などを敷いた上を歩かせてあげる運動も適度なトレーニングになります。

様々なサービスを活用して犬の筋肉を鍛えるのもおすすめ

アジリティ

より本格的なトレーニングを取り入れたい場合、ヨガマットやバランスボールを使ったドッグサロンや、犬専用のペール教室といった専門施設がおすすめです。専門知識をもったトレーナーが指導してくれるため、安全かつ効果的に筋肉を鍛えられます。ほかにも、通常のドッグランや、ハードルなどの遊具が設置してあるアジリティー施設もおすすめ。筋肉を鍛えるだけでなく、筋肉のハリやコリをほぐしてくれる犬専門の整体などもあります。

犬の筋肉をつける際にどんな栄養を与えるといい?

ここまでトレーニングの方法を中心にご紹介してきましたが、健康な体づくりのためには食事面も重要です。犬の筋肉をつけるのに役に立つ食材や栄養素はあるのでしょうか。

 

たんぱく質の多い食材(肉など)

筋肉をつけるには、なによりたんぱく質が欠かせません。良質な動物性たんぱく質を、食事に取り入れてあげることをおすすめします。鶏肉、豚肉、牛肉、羊肉、馬肉、鹿肉、いずれでも構いませんが、脂肪分の少ない部位を与えると良いでしょう。全てを手作りでまかなうのは大変なので、茹でた肉をドライフードのトッピングや、おやつとして与えるのが手軽です。少量のオリーブオイルで炒めるのもおすすめ。その際、きちんと深部まで火を通すようにしましょう。

 

バランスのよい食事

筋肉だけでなく、体の基盤となる骨の強化も重要です。丈夫な骨を維持するには、カルシウムやビタミンD、そのほかのビタミン、ミネラルをバランスよく取ることが大切。カルシウムやビタミンDが豊富な小魚をトッピングとして与え、ビタミンやミネラルが多く含まれるフルーツをおやつ代わりにするのがおすすめです。おやつは1日の摂取量の10%を越えないようにしましょう。なお、ぶどうやイチジク、プルーンなどは犬に中毒症状を起こすことがあるので注意してください。

 

サプリメントの利用

関節を強化したい場合、グルコサミンやコンドロイチンを食事で摂るのは難しいので、サプリメントなどを利用してみるとよいでしょう。

犬の筋肉をつける際の注意点は?

最後に、犬の筋肉を鍛えるときに気を付けるポイントを押さえておきましょう。

 

初めてのトレーニングではやりすぎない

いきなりハードなトレーニングを課すのはご法度です。関節を痛めたり、怪我の原因になったりしてしまうため、まずは無理のない範囲から始めましょう。本格的に鍛えたいのであれば、専門施設で専門家のアドバイスを受けながらトレーニングしても良いでしょう。

 

犬の体調が優れないときは控える

犬に元気や食欲がなく、体調が優れない時はトレーニングを控え、体調が回復してから行うようにしてください。

 

体が弱い犬やシニア犬には特に適度な運動量を守る

体が弱い犬や運動器に疾患がある犬、シニア犬に過度な運動は禁物です。やりすぎるとかえって状態を悪化させてしまう恐れもあるため、適度な運動量を守りましょう。

 

久しぶりの散歩で肉球を怪我しないようにさせる

犬を久しぶりに散歩させる場合は、肉球の怪我には十分気をつけてあげましょう。ずっと室内にいる犬の肉球は薄く柔らかくなっています。様子を見ながら少しずつ外の環境に慣れさせてあげましょう。

 

ジャンプや二足立ちは腰への負担に注意する

垂直方向へのジャンプや後ろ足だけで立たせる行為は、後ろ足や腰への負担が大きく椎間板ヘルニアや関節炎、骨折などを招いてしまう恐れがあるため気をつけましょう。


※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。

専門家のコメント

犬の筋肉を強化することは、人間同様、健康な体を維持するためにはとても重要です。しかし、筋肉のつきやすさやジャンプ力、持久力といった犬の運動能力は犬種や個体によって差があります。ハードなトレーニングをさせるより、愛犬に合った運動量やトレーニング方法で無理なく続けるほうが、長期的な視点でみると効果があります。愛犬が楽しんでできる方法を見つけ、コミュニケーションを図りながら健康な体づくりを目指しましょう。

監修/鈴木佐弥香先生(獣医師)

酪農学園大学卒。
公務員、製薬会社勤務を経て海動物病院に転職。

日本メディカルアロマテラピー協会 動物臨床獣医部会に所属。
自宅で猫、実家で犬を飼っており、最近は自宅でも犬をお迎えしようか検討中。

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著者プロフィール

わんクォール編集部

わんクォール編集部

カインズ・ペットメディア推進室のWanQol編集チームです。わんちゃんとオーナー...

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