犬がティッシュを食べると危険!?知っておきたい対処法や予防策を解説【獣医師監修】

犬がティッシュを食べると危険!?知っておきたい対処法や予防策を解説【獣医師監修】

最近、犬を飼い始めた人やこれから子犬(パピー)を迎える人に注意してもらいたいのは、室内にあるテッシュの扱いです。とくに子犬は好奇心が旺盛なので、遊んでいるうちに口に入れ食べてしまうことが多いのです。たかがティッシュと思ってしまいがちですが、犬がティッシュを食べると危険な事態に発展しやすいので、食べさせないようにしっかり予防策をとる必要があります。今回は、獣医師の丸田香緒里先生に教えていただいた、犬がティッシュを食べる理由や、食べてしまった際に飼い主がとるべき行動、食べるのを防ぐ方法などを解説していきます。

犬がティッシュを食べる理由は?

犬とティッシュ

犬がティッシュを食べるのにはいろいろな理由があります。どういった理由で犬がティッシュを食べるのか紹介していきます。

 

好奇心

ティッシュはふわふわしているので、犬の好奇心を刺激します。そのため、食べてしまうことがあるようです。

 

食べ物と勘違いしている

食べ物や飲み物を拭いた後のティッシュの匂いにつられて食べてしまう子もいます。また、甘味成分を含んでいるティッシュもあります。私たち人間には気づかない匂いでも犬には分かるため、食べ物だと思ってしまうのです。

 

食事量が足りていない

栄養不足の場合もあります。とくに成長期で食事量が不足しがちな子は、食べてしまうリスクが高いです。食事量の見直しや動物病院に相談するといいでしょう。

 

ストレス、不安、退屈

飼い主さんが構ってくれない、散歩が足りないなど、犬にとってストレスが溜まっている状況で、ティッシュを使っていたずらをすることがあります。また、退屈しのぎのためにいたずらをしている場合は、飼い主さんがティッシュを食べてしまった犬に対して大袈裟に騒ぐと、「ティッシュを食べれば飼い主さんにかまってもらえる」と犬が誤認することもあります。

 

怒られる行動と自覚していない

いたずらでティッシュを散らかした際に飼い主さんが怒っても、犬にとっては怒られたと感じていないケースがあります。ティッシュを噛んだら飼い主さんが相手をしてくれた、遊んでくれたと感じてしまうと、そのいたずらがエスカレートしていき、食べてしまうことがあります。

犬がティッシュを食べてしまった場合、どんな危険性があるの?

犬

ティッシュはセルロースという不溶性の繊維でつくられています。中毒などはありませんが、消化できない繊維であるため、消化不良を起こしてしまうことがあります。大量にティッシュを食べてしまった場合には、腸閉塞を起こす可能性が考えられます。

 

犬がティッシュを食べた後、こんな症状が出たらすぐに病院へ!

犬がティッシュを食べた日や翌日に吐き気があったり、食欲がなかったりした場合、目に見えない異常が起こっているかもしれません。すぐにかかりつけの動物病院に相談しましょう。

 

犬がティッシュを食べてしまったときの対処法は?

犬とティッシュ

口にくわえているティッシュを飼い主が無理に取り出そうとすると、ムキになって食べてしまう可能性があります。何か他のもので犬の興味を引きつけながら、指で口から抜き取るようにしましょう。食べてしまった後なら、少量であれば様子を見ても大丈夫です。しかし、食べた量が多い場合や小型犬の場合は、リスクが高まるので動物病院で診てもらいましょう。

 

 

犬がティッシュを食べるのをやめさせる方法は?

犬とティッシュ

犬がティッシュを食べるのをやめさせるのにはいくつか方法があります。どんな方法があるのか見てみましょう。

 

ティッシュを犬の届かないところに置く

まずは、ティッシュを犬の届かないところに置くことが大切です。人間にとって必需品なので、どうしてもいたずらをする場合には、蓋のついたティッシュケースを選びましょう。

 

犬としっかりコミュニケーションをとる

ストレス発散や飼い主の気を引くためにティッシュを食べるという行動をする犬もいます。普段からしっかり遊ぶようにし、犬とコミュニケーションをとりましょう。

 

ティッシュを口に入れたらきちんと叱る

犬がティッシュを食べないようにするのが大切です。犬がティッシュを口に入れたときは、食べたり飲みこんだりする前に叱り、ティッシュを片付けるようにしましょう。犬が怒られたと感じるように、その行動をしたときに叱るのがポイントです。

 

「出せ(離せ)」のしつけをする

「出せ(離せ)」のしつけとは、飼い主さんの命令によって、口にくわえたものを出させることです。誤食事故を防ぐためにとても重要なコマンドなので、覚えさせておくといいでしょう。

 

留守番をさせるときはケージに入れる

留守番中に飼い主さんがいない寂しさでティッシュを食べてしまう犬もいます。ティッシュをしまうか犬をケージに入れましょう。

散歩中に犬がティッシュを拾い食いするのを防ぐためには?

犬散歩

散歩中に落ちているティッシュを拾い食いしてしまう場合もあると思います。常に犬が何をしているか、どこを見ているか意識するようにし、飼い主さんがなるべく犬よりも先にティッシュをみつけましょう。犬をティッシュに近づけないように避けて歩くといいと思います。ティッシュに限らず、有害なものをくわえてしまった場合に備えて、口からくわえたものを出させるコマンドを覚えさせておくことも重要です。

 


※記事内に掲載されている写真と本文は関係ありません。

専門家のコメント

犬にとってティッシュは、好奇心が刺激され、美味しそうに思えるものです。しかし、口にしてしまうと、消化不良を起こすなど危険な事態に発展する可能性があるので、食べさせないように対策をしましょう。これから子犬を飼い始める方は、犬にティッシュを近づけさせないよう、家の環境をあらかじめ整えておくといいでしょう。

監修/丸田香緒里先生(獣医師)


Animal Life Partner代表。
往診専門動物病院アニマルライフパートナー院長。
日本大学生物資源科学部獣医学科卒業。

 

大学卒業後、6年間の横浜市内の動物病院勤務を経て、「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partnerを設立。ペット栄養管理士など様々な資格を生かし、病院での診療や往診のほかに、セミナー講師やカウンセリング、企業顧問、製品開発など活動は多岐にわたる。

監修者の他の記事一覧


関連リンク

【獣医師監修】犬の気持ちを知る方法とは?表情、尻尾、カーミングシグナルなどの仕草から読み取れる感情を解説
飼い主さんのことが大好きなサイン! 犬が見せる不思議な行動をご紹介
何もないところを見つめるのはなぜ? 犬の不思議なしぐさや行動の意味
【獣医師監修】犬が体を床にこすりつける理由や心理とは?スリスリする場所やシーン別に解説
犬が伏せをする理由は?行動の裏にある気持ちや、伏せを教えるしつけ方法などを解説【獣医師監修】
【獣医師監修】犬が甘噛みする理由とは?直し方やしつけのコツ、噛まれたときのNG行動などについて解説

著者プロフィール

わんクォール編集部

わんクォール編集部

カインズ・ペットメディア推進室のWanQol編集チームです。わんちゃんとオーナー...

詳しく見る

この記事に関連するキーワード