何もないところを見つめるのはなぜ? 犬の不思議なしぐさや行動の意味

何もないところを見つめるのはなぜ? 犬の不思議なしぐさや行動の意味

気持ち・生態

2021年12月03日 更新 (2020年02月28日 公開)

何もないところを見つめるのはなぜ? 犬の不思議なしぐさや行動の意味

壁紙や段ボールなどをかじって食べるのはどうして?

壁紙や段ボール、マットレスなど、犬はいろいろなものをかじっているうちに飲みこんでしまうことがあります。

この行動の意味は、退屈しのぎに噛んでいたら「やめなさい!」などと声をかけられた経験から、「飼い主さんに相手をしてもらえる」と覚えてしまったためかもしれません。また単純に、犬にとって狩猟本能を満たせるため、噛みちぎるのが楽しいということもあるでしょう。


愛犬が決まった時間に鳴くのはどういう意味?

散歩やごはんのタイミングなど、犬が決まった時間に鳴くこともあります。たとえ食事の時間などをずらしても、同じ時間にクンクンと鳴いたりするのはなぜなのでしょうか。

これは、犬が飼い主さんの生活パターンを把握しているから。犬に「時間が経過した」という概念があるかは定かではありません。しかし、少なくとも飼い主さんの生活リズムを覚え、散歩やごはんなどの雰囲気を察してソワソワしているのでしょう。


何もないところをじっと見つめるのはなぜ?

犬の聴力は人の6倍、音をキャッチできる範囲は人の4倍といわれます。
犬が何もないところをじっと見つめたり、そこに向かってしきりに吠え続けたりするのは、犬だけに聞こえる物音のせいかもしれません。部屋の壁の外に、猫や鳥などがいる可能性もあるでしょう。

ほかの犬のオシッコをなめようとするのは?

散歩中、ほかの犬のオシッコのニオイをかぎ、なめる行動もみられます。
これはオシッコに含まれるフェロモンを確認しているためと考えられます。特に多いのは、オスがメスのオシッコをなめるケースです。メスは発情期を迎えると、オシッコにフェロモンの成分が含まれます。オスはそれをなめることで、交配に適した時期を確かめているようです。


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